XTZ125 「ねこちやづけ」 整備記録

クラッチ周りの整備について。(プレッシャープレート・クラッチプレート・フリクションプレート・コンプレッションスプリング等)

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 整備記録◆.ラッチ周りの整備
作成2007年12月    最終更新2010年08月16日

はじめに

 クラッチ周りの整備は、多くのXTZ125乗りにとって最も基本的な
                   ・・・(中略)・・・、
 XTZ125乗りの多くが「わざわざこんなページを確認するまでもない。」と思うことだろう。
 本内容については、整備に慣れた人にとってわざわざ掲載するような内容ではないだろうが、「これからXTZ125に乗りたい」 又は「XTZ125に興味を持っている」 人達が、XTZ125について少しでも知ってもらえたらと考え大きなお世話かとは思うが掲載してしまうものである。


 ねこのすで行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を保証するものではないので注意。
 クラッチの構造等については、ホンダのメンテナンス講座等がわかりやすいので、一度確認をおすすめする。
 くどいようだが作業する場合には自己責任で行うように。

参考までに「ねこのす」でのクラッチ周りの悪戦苦闘の記録
クラッチが気になる
クラッチが気になる
クラッチが気になっていた
クラッチ周りの試行錯誤
クラッチ周りの試行錯誤
クラッチ周りの試行錯誤
クラッチ問題の(たぶん)最終回


事前準備

 ねこのすでは、右エンジンカバーのガスケットは交換したことは無いが、分解時に損傷するなどして再使用できるとは限らないので、万一再利用ができなかった場合、部品到着まで車両を使用しなくても良い人以外は、ガスケットの損傷に備えて、事前にエンジンカバーのガスケットを作業前に用意しておく事をお勧めする。 できればノックピンなども用意しておくと良いかと思う。
 純正のエンジンガードが付いている場合は、取り外しておく。 (10mmボルト3本)
 エンジンオイルは抜いておく。

キックペダルとリアブレーキペダルの取り外し


画像1
 ,離ックペダルの取り付けナットを外す。 力を加えるとペダルごと画像で反時計方向に廻ってしまうので、キックペダルを降ろしきった(=ステップ根元のストッパーに当たるまでペダルを踏み込んだ)状態でメガネレンチ等で緩める。 キックペダルを外す前に、元はどの位置にあったか確認しておくと復旧時にあわてなくて済む。
画像2・画像3
 リアブレーキペダルのピボット部分の六角穴ボルト△魍阿后6mm六角棒レンチ使用)が、裏側にクリップとワッシャがあり、周り留めになっているので先に外す必要がある。 クリップは画像3の矢印方向にラジオペンチ等で引っ張れば簡単に外れる。
 ピボットボルトを外せば、ブレーキペダルは外れるが、画像,両さな赤色○2箇所にスプリング(リターン・ブレーキランプスイッチ用)があるので外す。
 外れたブレーキペダルは完全には取り外さず、リアブレーキのロッド部分がスイングアームと干渉して傷つけたりしないようウェス等で保護してそのまま作業を続行した。

クランクケースカバーの取り外し

画像4
画像の黄色○で示されたスターターモーター取り付けボルト(8mm)2本を外す。
画像の赤色○で示されたクランクケースカバー取り付けボルト(8mm)8本と、画像右下赤色点線○で示した六角穴ボルト(5mm六角棒レンチ使用)を外す。
 それぞれ対角線の位置にあたるボルトを何回かに分けて順番に緩めていく。 意味としては一部分だけ極端に緩めたり、締め付けたりするとケースカバー等が歪んだりするのを防ぐため。
画像5・画像6
 ここでスターターモーターを取り外すが、配線を無理に引っ張ったりしないよう、手近なところに台を持ってきて置く等配慮した方が良いだろう。 モーターへの配線を外しても良いのだが、ねこのすでは、排気管の曲がりがスターターモーターを載せて欲しそうな形状に見えたので、右画像のようにウェスに包んでモーターを載せている。 (排気管が熱い場合には避けるべし。)
 このとき、スターターモーターの配線を留める金具が2つ (画像4の赤色○の線が太い右上のボルト2本の位置) 付いているので無くさないように。

クランクケースカバーを外す

画像7
クランクケースカバーを外す。 画像7ではガスケット(クランクケースとの接合面にある緑色の紙様の薄い部品)がキレイに(破れたりせず)外せたので、再利用することにした。

プレッシャープレートの取り外し

画像8
 プレッシャプレート取り付けボルトを外す。 コンプレッションスプリングによって力がかかっているので飛び出さないように少し留意。 (それほど強い力では無いので、普通にゆっくり外せば問題なし。)



画像9
 プレッシャープレートとクラッチボスのあわせマークを確認しておく。 組みなおす場合には、これらを合わせる必要がある。 (合っていないと、プレッシャープレートがうまく組み込めないので、たいていの場合は気付くと思う。)

画像10
 プレッシャープレートを取り外すと、中央の穴の中から鉄球が出てくることがあるので、無くさないように注意。
鉄球が無い状態で組みなおすと、クラッチの調整が大きく狂ってそのままではクラッチが切れなくなる。
 鉄球を落としたことに気付かず、組みなおしてからクラッチが切れなくなっている事に気付き、大騒ぎで鉄球を捜索し、再度クランクケースカバーを開け、再度組みなおしたことがある人は何人かはいると思う。 いて欲しい。 いない?

画像11
プレッシャープレート取り外し完了

クラッチプレート・フリクションプレートの取り外し

画像12
プレッシャープレートを外すと、クラッチプレートとフリクションプレートは抜き取るだけで外せる。

 あとはクラッチプレートなどのエッジを削る、スプリングを交換する、焼けたプレートを交換するなど思う存分整備していただきたい。

参考 クラッチプレートのエッジ取り

 整備が終わったら元に復旧するのだが、基本的には分解した時の逆の手順でよい。
 万一、右側クランクケースカバーの取り付けボルトの位置がわからなくなったら、クラッチが気になるの画像を参考にすれば良いかと思うが、基本的には全てのボルトの締め込みしろ(ボルトを締め込まずにそれぞれの孔に差し込んでいった時、ボルトの頭が出ている長さ)が均一になるようにすれば良いはず。

まとめ

画像13
今回の使用工具
メガネレンチ 21mm (キックペダル取付ナット取り外し)
六角棒レンチ 6mm (ブレーキペダル取り外し)
ラジオペンチ (ブレーキペダル取付ピボットボルトクリップ取り外し)
ソケットレンチ 8mm (クランクケース取付ボルト・コンプレッションスプリング取り外し)
六角棒レンチ 5mm (クランクケース取付ボルト取り外し)

であった。

XTZ125の部屋に戻る