XTZ125 「ねこちやづけ」 チェーン注油器の改良

ノンシールチェーンとチェーン注油器の改良

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) チェーン注油器の改良
記事内容2008年03月    最終更新2010年08月04日

チェーン注油器の改良 

 「ねこちやづけ」の累計走行距離は3万キロメートルを越えたが、これまでドライブチェーンの交換は行っていない。
(2008年 3月⇒ 注油器の改良完了とほぼ同時にドライブチェーンも更新した。 よって、3万キロメートルを当初のチェーンで走破したことになる。)
 XTZ125の絶対出力がそれほど大きくないとはいえ、ノンシールチェーンとしては予想以上の耐久性を示した。

 これまで「安価であるが耐用期間が短い」との認識であった「ノンシールチェーン」ではあるが、これまでの「ねこちやづけ」での運用によって「注油の重要性とその効果」を確認できた。
 これらの結果、注油によって得られる耐久性を容易に引き出すため、チェーン注油器を試作し運用してきたところであるが、今回は試作注油器を若干改良したので、参考まで報告する。


注意事項
 本内容はねこのすで行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を保証するものではないので注意。
 整備の基本的な内容について不明な場合は、「ヤマハの点検整備について」 、ホンダのメンテナンス講座等で一度確認をおすすめする。
 くどいようだが、今回の内容を参考に作業をする場合には自己責任で行うように。

チェーン注油器(2.0)

 現状のチェーン注油器(1.1)

 前回のチェーンについて考える▲船А璽鹵輒器の作製(2007年7月)で試作し、その後若干の改良を加えて7,000キロメートル以上を運用してきた。

 参考までその効果は7,000キロ運用の間にチェーンを引いたのは1回(チェーンアジャスターの1/3目盛り)だけだった。


 前回から運用してきた試作注油器(1.1)ではあるが、当初予定よりもかなり遅れて改良を施すことととした。
 当初は前回改良後直ちに行う予定ではあったのだが、特に困った点も無く、その効果に満足してしまい、作業が延び延びになっていたのだ。

 今回改良する目標としては、試作注油器(1.1)で気になった以下の点を改善することとした。
  崋茲衂佞韻佑検廚如崔輒箇所の位置調整」を行っている。 つまりホイールを取り外したりする場合に注油器を取り外すと、再度取付ける際に位置調整をやり直さなければならない。
◆ゞ眤哀好董爾長すぎ、万一取り付けねじが緩んで位置調整が狂ったりすると金属ステーがチェーン等に干渉する。 チェーン等に干渉しても、注油器が破損するくらいであれば良いのだが、金属ステーにはそれなりの強度があり、走行中であればチェーン外れ等の事態を引き起こす可能性がある。 これは危険であるため避けたいところ。
 見た目が美しくない。 「ねこちやづけ」は外見を気にするようなバイクでもないし、注油器のもたらす効果と比較すれば多少見苦しくても注油器を使用するのだが、優秀な機器はたいていの場合美しいものだ。

早速作業開始

 とりあえず、車体と手持ちの資材を並べて考える。
 これまで試作(1.0)で使ったステーと、以前に調達しておいた直径3mmのアルミパイプ(約100円)。 前回も使用した水槽へ空気を送る「細いホース」。
 できるだけ部品数を少なくし、目立たないようにしたいと考え、金属ステーはできるだけ使わない方向で検討。 結局画像の金属ステーは使用せず。


 ひとまずアルミパイプを適当な長さに切ってみた。(2本)


 エポキシ樹脂の接着剤で2本のアルミパイプをまとめて「細いホース」に接続する画像右下の白い部品にくっつける。
 白い部品は「細いホース」に付属しているもので、本来は「普通の水槽用空気ホース」に「細いホース」を接続するためのもの。 なお、右上の白いモノはエポキシ接着剤に付属している混合用のヘラである。
 切り出したアルミパイプ2本の長さが明らかに違うのは、管理人が適当に切ったからではなく、ドリブンスプロケット裏側に回りこむパイプを経路分計算して長くしたためである。 多分。


 接着剤を混合し、アルミパイプの接着部に塗った上で2本を並べ、集合用の白い部品を接着。 1円玉は部品の大きさ比較用。


 注油器(1.1)でも使っていたステンレスステーにタイラップで固定。 アルミパイプ二本の間にスプロケットがくるよう、アルミパイプを曲げる。
 アルミパイプ先端部は、「細いホース」を接続した上で前回同様「シリコンスプレー」の延長ノズルを適当な長さに切ったパイプを取り付けした。 万一金属部品に接触しても傷が付かないし、摩耗した場合でも容易に交換可能。(交換した事はないが)
 なお、前回同様、パイプの集合部分以外は接着剤を使用せず、はめ合わせのみで接続している。


 上方から見た様子。


 車両右側からホイール越しに見た様子。

 アルミパイプは安価ではあるが、曲げに弱く脆いイメージがあり、銅パイプ等を使用した方が良いかと調達時に悩んだものだが、今回実際に曲げてみて思ったより自由に曲げることができ、取り扱いが容易だったので安心した。 脆さについても今回曲げた程度では全く問題ないようだ。
 今後、振動で折れたりしないか注意深く確認しながら運用していく予定である。
XTZ125の部屋に戻る


 改良後、1,000キロメートルほど実際の通勤運用で使用したが、今のところアルミパイプを含め破損したところはない。 チェーンの伸びは初期伸びと思われる伸びが見受けられるが、一般的注油状況での初期伸びよりも少ないはず。
 なお、チェーンの伸びと走行距離の関係は、別ページで報告予定である。
XTZ125の部屋に戻る


 改良後、3,000キロメートルほど運用したが、破損等はなし。 スプロケットやチェーンの交換を行ったが問題は発生していない。 
→ 「ねこちやづけ」ドライブチェーンの伸びについての記録に続く。
XTZ125の部屋に戻る


ねこちやづけで使用しているチェーンオイル注油器(通称:スットコオイラー)を若干改良してみた。

追記2009年8月

 チェーンオイル注油器を運用開始(2007年8月、走行距離約23,100キロメートル)して以来、1年5ヶ月間・走行28,000キロメートルが経過した。
 当初の予定では数千キロメートル程度試用するつもりだったのだが、管理人の予想以上に耐久性があり、しかもそれ以上に効果が高かったので未だに使い続けている。

 今回はこれまで使用していた機器に不都合が発生したわけではないが、タンク内のオイルが空になったのにあわせ、オイルタンクとポンプ部分を(100円ショップで)市販されているスプレーボトルに換装してみた。

 工作自体は前回同様にスプレーの噴出孔にピンバイスで穴を開け、シリコンスプレーのノズルを切ったパイプを接着剤で固定しただけ。
 ちなみにスプレーボトルの他にも一般的なポンプボトル(シャンプーボトルのようなもの)も比較検討してみたが、ホース接続が容易ではあるが、吐出量が多すぎて断念。

新旧オイルタンク&ポンプ部の比較。 若干の小型軽量化を実現した。


 今回はボトルを小型化したついでに取り付け方法も変更。 適当なステーを組み合わせ、これにタイラップでボトルを留める方法とした。


 これまでのタンク部分が黄色の不透明樹脂製だったため、オイルの残量が分かりにくかったが、透明容器になったため残量は一目で確認可能である。 これで補充時期が簡単にわかる。

 なお、チェーンの伸びについて報告しておくと、注油器導入以前と比較して劇的に減少している。 2本目のチェーンに交換してから「初期伸び」はあったものの、それ以降は異常なまでに伸びが少ない。 チェーンの張りの調整(チェーンアジャスタの一目盛分を引く)間隔が大きく、微妙な張りを調整しにくいこともあるが、1万キロ以上チェーンの張りを調整していない。
 (さすがに走行1万キロメートル以上、ノンシールチェーンを張らないのは精神衛生上まずいかと思ったので、チェーンを張ろうと努力してみたのだが、アジャスターの一目盛分も引くことができなかったので、結局そのまま使用を続けている。 単にチェーンを1万キロメートル以上点検・調整していない訳ではので念のため。)

XTZ125の部屋に戻る


オイルタンク(75cc)を使い切った。

2010年6月23日追加

前回の改良以来、初めてオイルタンク内のオイルを使い切ったので報告である。

過去の記録を調べると、現在使用中のスプレーボルトに換装、満タンにしたのが2009年の5月末、累計走行距離が約51,800キロメートルの時であった。
 
現在は累計走行距離が約63,000キロメートルとなっており、スプレーボトル(オイルタンク)を空にするまでに1年間、約11,200キロメートルを走行したことになる。
スプレーボトル(オイルタンク)の容量は75ccであるので、
11,200÷75=149.333・・・
1ccのオイルで約150キロメートルを走行している。
管理人の通勤運用では、通勤片道約30キロメートル走行ごとに1〜2回ポンプを操作しているので、走行約30キロメートルで0.2ccのエンジンオイルを消費。

実際には雨天走行時等に多めに注油しているので、普段の運用ではもう少し消費率は少ないのかもしれない。

これが多いのか、少ないのか、現時点で判断はできないが、チェーンルブのスプレーを数百キロメートル走行毎に注油をしていた頃に比べれば、かなり長持ちしたという印象である。

参考記事
2010/5/26(水) 午後 9:01 チェーンオイル注油器のオイルタンクを使い切ってみた スットコオイラーねこちやづけ



XTZ125の部屋に戻る