XTZ125 「ねこちやづけ」がやってきてしばらくたった。

インプレッション その◆ 別鵤核キロメートル走行*約2年経過時点)

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 「ねこちやづけ」がやってきてしばらくたった。
記事内容2008年03月   最終更新2008年 4月28日

 「ねこのす」にXTZ125「ねこちやづけ」がやってきて早いもので約2年が経過した。 これまでの総走行距離は約3万キロである。
 これまで、走行に支障がでるような問題も起こさず、日々の酷使に耐えている「ねこちやづけ」であるが、導入直後のインプレッション(⇒「ねこちやづけ」がやってきた)以降に感じた点や判明した問題点等、 現時点における管理人の勝手なインプレッションとその他余計な話を掲載してしまう。

初期段階での感想は、「ねこちやづけ」がやってきたの通りであるが、 簡単に復習すると、

 といった結果になっている。


その後に気付いた点

消耗品類の耐久性

 初期段階のインプレッションでも書いたが、XTZ125はタイヤ、チェーン、スプロケット、ディスクパッドといった消耗品の持ちが極端に良い。
 もちろん、650cc単気筒や1100cc四気筒といったトルクやパワーにモノを言わせて走るバイク達と比べるのはいかがとは思うが、各消耗品の耐久性はある。 また、各消耗品も単価が安い場合が多い。 維持経費を安く押さえられるのは間違いない。
 「ねこちやづけ」のリアタイヤ、チェーン、ドライブスプロケット、フロントブレーキパッドは約3万キロメートル走行時まで交換しなかった。


整備作業の容易さ

 消耗品を交換する必要が少ないのは先に書いたとおりだが、もし整備が必要になった場合でも、
 ー崑里軽量である。
◆々渋い単純である。
 部品が容易に調達できる。
 といったことから整備作業が容易に行える。



全力の楽しさ

 XTZ125は必要最小限の出力や装備で、運行中は全力か全力に近い状態であることが多い。
 大型バイクであれば有り余る出力、よく効くブレーキ、安定したサスペンションで余裕の走りができるのだろうが、XTZ125にはそんな走り方は真似できない。
 それでも、一生懸命スロットルを開け、ブレーキをかけ、プアなサスペンションの車体をなだめながら走るのは楽しくないはずがない。
 管理人は原付に初めて乗った時、自転車のように漕がなくても進む力に驚き、初めて250ccに乗った時は「これがロケットスタートか?」と感心し、初めてリッター級バイクに乗った時は視界が狭くなるのを感じるほど驚いた。 その後もいろいろな乗り物に乗せてもらうことができた。

 速くて、大きくて、重くて、強いといった乗り物に憧れるのは、多くの人間にとって本能的にも正しいことだろう。
 ちょっと大きなバイクに乗れるようになったら、XTZ125を小さなゴミバイクなどと呼んで馬鹿にしたい人の気持ちも理解できない訳でもない。
 管理人も大型バイクは大好きであるし、大型バイクで走ることも大好きである。
 ところが、現実には大型バイクを自由に、思うがままに走らせることはなかなかできない。
 乗り手の技術の限界であったり、周囲の環境であったり、社会との折り合い等、面倒な話が多々あって、本来の楽しさのうち、ほんの一部をこっそり味わっているだけのような気がしてしまう。

 早い話が、公道を大型バイク等で走ることは、強烈な加速力やスピード感といった楽しみを得られるものの、どこまで行っても「自ら制限」した範囲内でしか楽しめないのだ。 これはある意味ストレスが溜まる。
 そんな時はXTZ125の「常に全力」といった走りがとてつもなく魅力的に見える。
 スロットルを開ける楽しみと、非常識な速度までは出ない安心感。 せっかくなので最後の一滴まで楽しもうと思ってしまうのは貧乏くさいのだろうか?
 それから普段XTZ125に乗っていると、たまに大排気量車を引っ張り出して乗る際に、「加速」や「速度」をより強く感じられるようになるので、この点でもお得である。



冬場の対策

 ブラジル生まれのXTZ125は、温暖な地域での使用を想定されているようで、日本国内での冬季の使用は想定されていないように感じられる。
 「ねこちやづけ」もこれまで2度の「日本の冬」を経験しているが、気温が摂氏で5度を下回るようになると、アイドリング回転数低下を実感するようになる。
 管理人はブラジルに行ったことはないのだが、日本の冬はブラジルの冬よりも寒さが厳しいらしく、キャブレターのセッティングが(燃料)薄すぎの状態になるようだ。
 このような状況下では、キャブレターの調整を行わないとエンストが多発したり、低回転がバサついて非常に乗りにくくなる。

 低温環境下のエンジン内の状況を管理人が勝手にイメージすると、
 ゝげ垢低下⇒空気密度上昇。 かつ、混合気に着火しにくくなる。
◆〇請任領未倭加するが、燃料供給量は増加しないので、空燃比が(燃料)希薄状態となる。
 希薄状態で燃焼が不安定となる。
ぁ.▲ぅ疋螢鵐芦鹽梢瑤不安定となり、ストールしやすくなる。
ァ.好函璽襪鯣鬚韻襪燭瓠△燭い討い両豺腑▲ぅ疋螢鵐按汗哀優犬婆詰やりアイドリング回転数を上げる。
⇒ アイドリング回転数が乱高下。 回転がバラつく。 = 乗りにくくなる。
 というイメージ。

 気温低下の影響が少ないうちは「アイドリング調整ネジ」でアイドリング回転数だけでも上げればなんとかエンストせずに走行することが可能であるが、気温低下の影響が大きくなるとアイドリング回転数が安定しなくなったりして乗りにくくなる。

 本来であれば、環境に合わせた正しいキャブレターのセッティングを見つけ出して調整すれば良いのだが、「ねこちやづけ」の運用法ではレースに出る訳ではないので、そこまでは求めていない。
 そこで、「ねこのす」ではエアスクリューの調整のみで冬場の対処としている。

 その対処法は、
 「エアスクリューを90度程度締めこむ。」 だけ。

 具体的には、

 キャブレターを車体左側から見た。 エアスクリュー(画像の赤丸)を(下から見て)右回りに締め込む。
 参考まで、赤い四角枠はアイドリング回転数調整用のスクリュー。(右に締めこむとアイドリング回転数が上昇側へ調整される。)


 マニュアルより。 赤丸の部分がエアスクリュー。


 「ねこちやづけ」標準状態のエアスクリューの調整位置説明。 ドライバー溝を赤矢印で示している。
 マニュアルによると「1と7/8回転戻し」となっている模様。
(原文では "1 7/8 voltas"。  「一と八分の七巻き」という意味か? あくまで推測なので注意。 管理人の調整法は後に書くように簡易的なものなので、完全に締め込んだら何回転かは調べていない。)


 (エアスクリューの見えている部分を)黄色矢印の方向に締めこんでみた状態。 これでとりあえずストール等の症状は出なくなった。


 なお、正しいエアスクリューの調整方法としては、
 .侫蹇璽伴爾らガソリンを抜く。
◆.ャブレターからスロットルワイヤーを外す。
 キャブレターを固定しているネジを二本緩めて、キャブレターを横倒し方向に回転させる。
ぁ.泪ぅ淵好疋薀ぅ弌爾妊┘▲好リューを調整する。
 となるのだろうが、
 ねこのすでは、

 適当な板状のもの(画像ではキーホルダー)をエアスクリューのドライバー溝に横から当てて、エアスクリューを回してしまう。
 わざわざ言うまでもないが、「正しい方法」、「正しい工具」、「正しい使い方」ではないので参考まで。
 トルクのかかる場所でもないし、何回転も回すネジでもないのでこれで良いと判断。 良い子と気になる方は正しい方法で実施されたい。


 「ねこちやづけ」では、このような適当な調整で冬場の低温に対応している。
 標準状態では、気温摂氏5度くらいを下回ると頻発する以下の症状、
 .好蹈奪肇襪鯡瓩靴謄ラッチを切ったりすると、すぐにエンジンストールする。
◆.▲ぅ疋螢鵐按汗哀優犬妊▲ぅ疋螢鵐芦鹽召鮠紊欧討い襪函▲▲ぅ疋螢鵐芦鹽梢瑤乱高下する。
 といった問題は発症しなくなっている。

 エアスクリューを回す角度は90度程度とは言っているが、たまたまこの位回したら症状が治まったので、「90度程度」としているだけである。 特にその根拠がある訳でもなく、さらに良い位置があるかと思われるので、それぞれ様子を見て調整されたい。



管理人の希望

 これまで管理人はXTZ125に乗ってきたわけだが、少なくとも日本国内では現時点でメジャーな存在でないことは認識している。

 かつてヤマハにはDT50といった初めてバイクに乗る人にも安心して勧められるオフロードバイクがあった。 その以前にもミニトレといった名車があったと聞く。
 現在、様々な規制への対応などでDT50など多くのバイク達がカタログから消え、初めてバイクに乗る人に安心して勧められるオフロードバイクが無くなってしまった。
 XTZ125をヤマハ発動機が正式に輸入販売したり、国内生産して販売することは難しいのだろうが、DT50の後を継ぐバイクとしてXTZ125を運用することとした場合、国内販売車両の方が有利なのは間違いない。

 原付2種は一般的な普通自動車免許だけでは運転できないため、原付1種に比べて制度上販売面で不利であることも理解できる。 現状では原付1種ほどの販売台数を確保することはできないだろう。
 ただ、原付2種を海外から輸入して正規販売する例として台湾ヤマハからシグナス125等を導入している前例もある。 やってできないことではないだろう。

 バイク乗りは、お金ができたからといっていきなり大型バイクに乗れるわけではない。(と管理人は信じている。)
 大型バイクが儲かるからといって、入門用のバイクを生産しないようでは、いつか本当のバイク乗りは絶滅してしまうだろう。
 今は利益にならないだろうが、この先のバイク乗りを育てておくのも必要なのではないだろうか。

 ここで幸いなことに、ヤマハには世界戦略車たるバイクの兄弟としてXTZ125がある。 世界戦略車たるバイクが日本で正規販売されていないようでは、その名前を返上しなければならない。
 世界戦略車を世界中で販売する。 その世界の中には当然日本もある。 何か問題があるだろうか。

 できればクラッチのタッチ改良と、低身長の日本人にあわせてシート高を少し下げて国内販売してもらいたいと勝手に思っているのだが・・・
 駄目ですか? そうですか。


と思ったが、特に販売元にこだわる必要はなく、実際に販売されていることには変わりがないことに気が付いた。
 ⇒国内正規販売について考え直してみた。


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