「ねこのす」>「バイクの巣」>XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 2008年北海道ツーリング その1 (出発前、1日目〜2日目)
作成2008年09月 最終更新2010年08月16日
突然だが、管理人がある程度まとまった休暇が取れたので、普段なかなか実行できない長距離ツーリングに出かける事にした。
というより、ツーリングに出かけるため、休暇を無理やりまとめて取ったと言うのが正解である。
「ねこのす」では長距離ツーリングに出かける先といえば、日本国内のバイク乗りにとって(たぶん)聖地たる北海道と相場が決まっている。
通常であれば、事前にバイクと荷物を準備しておいて、職場から帰ってきたら、その日の夕方には北海道行きのフェリー乗り場に移動し、乗船後フェリー内で一杯飲んで寝るというのが一般的な北海道ツーリングのパターンとなっていた。 こうすれば貴重な休暇を無駄にせずに北海道でのツーリングを少しでも長く楽しむ事ができる。
そして、今年もXTZ125「ねこちやづけ」を使用して北海道ツーリングに行こうと考えていたのだが、ツーリング直前に「洪水の中を走ってみた」等の事案が発生し、装備品等の準備やバイク整備の時間が取れなくなったばかりか、ニップル破断等の要整備箇所を増やしてしまった。
これでは「仕事明けの夜にはフェリーに乗船して乾杯」のパターンは断念せざるを得ない。
やむなく、休暇初日を整備と準備にあてることとし、北海道直行フェリーは使わないツーリングに変更した。
そして肝心の行き先についてだが、北海道以外ということになれば行きたい所はいくつかあるが、いつも道南から眺める本州側、つまり青森県あたりでどうかと考えた。
青森のフェリー乗り場までであれば、何度か行ったことはあるものの、その先となると管理人にとって未知の世界である。
下北半島には有名な恐山もあるし、行けば何かあるだろう。 それに大間のマグロもあるし。
という訳で、特に目的地や目標も決めずにツーリングに出発することとなった。
注意事項
本内容は「ねこのすかんりにん」の行動記録であって、正しい行動を示したものではないので注意。
くどいようだが、今回の内容を参考にする場合には自己責任で行うように。
とりあえず、パニアケースの運用を可能にするため、キャリア上のアタッチメントを換装。
普段使っているGIVIのモノキー用ベース。
1年以上ぶりに倉庫から出されたクラウザーのK2システムラック。 XTZ125にそのまま取り付け可能状態。
特に組み立てて調整した訳ではなく、前回車体から取り外した時に分解するのが面倒だったので、そのままの状態で保管されていただけ。
ちなみにこの状態で重量約3.9キログラムである。
リア周りの外装を剥がして、
取り付けしてみた。 なお、標準のウインカーは取り外してもちろん保管する。
出発前日になっていろいろ整備を実施する。
事前に整備しておきたいところであったが、水害等のおかげで十分な時間がとれず、やむなく出発日を遅らせて整備にあたる。 詳細についてはこちら。
ホイールハブのベアリングにグリスアップするとか、ブレーキドラムの清掃。
破断したニップルの交換を実施。
その他あれこれXTZの整備を実施するとともに、携帯充電器等の各種装備も調達&改造を実施する。
いつものことだが突貫工事で準備である。
この集中力を年中発揮できれば、もっと違う人生を歩めるのだろうが、ここで気にしていても仕方が無いので準備作業を進める。
とりあえず、できるところまで準備して明日に備えて寝る事にする。
準備が完全に整った訳ではないが、とりあえず積めるものを積んで出発する。
完璧に準備を整えてから出発するのが理想的ではあるが、管理人がそれを目指すとおそらく休暇が終わるまで出発ができない。
整理が付かない荷物 (少しは整理してあるような言い方だが、実際は各装備を保管状態から引っ張りでしてきて適当なダンボール箱に詰めただけ。) はタンデムシート上に仮に載せてある。 走りながら(走行中にという意味ではない。 ツーリングしながら、休憩中等にの意味) 荷物を片付けていく予定。
とりあえず出発。
ジグザグ走行で無駄に遠回りしながら走行中。 どこかの山の上。 この後、なぜか見覚えのある道に出る。 一瞬デジャヴかと思ったが、単に数時間前に通った道に出ただけだった。
長野県は安曇野あたりにやってきた。 にぎやかな畑。 案山子の品評会か?
これだけ案山子が多くてはカラスやイノシシも近づけまい。
謎のクリーチャーが多数。
そんな中に緑色の金魚提灯発見! かと思ったが、どうも違ったようだ。
道の駅白馬でねこちやづけとかんりにん休憩中。 その他のバイク乗りも多数休憩中の模様。 バイクも多数。 その中にはYBR125もいる。 YBR125乗りに話しかけようかと思ったが、どこかに行っているようなので話はできず。 更に北上する。
白馬にやってきた。 あいにくの空模様。 以前に登った唐松岳はガスで見えない。
雨雲がやってくるので、早々に退散。
ちなみに撮影場所は冬季によくお世話になるジャスコ白馬店の駐車場。 ジャスコでお買い物し、ついでにダンボール箱をもらってきてシート上の荷物を若干小型化した。 更にトイレの洗面台でヘルメットのシールドも洗わせてもらう。
ちなみにダンボールの中身は、防寒具や雨装備、出発前にもらってきた菓子類やペットボトルのお茶など。
防寒具は着用すれば荷物ではなくなるし、雨装備等は本来ならサイドケース等に入るはず。 出発時に整理整頓していなかっただけ。 このように適当に積載して出発し、その後徐々に片付けながら収納していく場合が多い。
道の駅小谷(おたり)にやってきた。 道の駅白馬に居たYBR125に再会する。 寄り道していたおかげで追い越されていたようだ。
再会したYBR125。 同じエンジンの車両ということで、YBR125乗りとしばらく話をする。
この後、糸魚川沿いの国道148号線を北に走る。
国道148号線はスノーシェッド区間が非常に多いのだが、スノーシェッドを通過し、その出口から出ると突然大雨が降っていて焦る。 注意力散漫で走っていたため、シェッドの外の天候の変化に気付いていなかった。
慌てて付近を見回したが雨を避けられるような場所は見当たらず。 やむなくUターンしてスノーシェッドを戻る。 スノーシェッドを数キロメートル程戻ったところで駐車帯を見つけ、カッパを着て荷物を防水し、雨から逃げてきた道を戻る。
その後しばらくして雨は上がるが、しばらくはカッパを着たまま走る。 しばらく空の雲行きと対向するバイク乗り達の服装を見て脱ぐ時期を考える。
適当なところでカッパを脱ぐことにした。 ちなみに糸魚川沿いのフォッサマグナ・パーク。 フォッサマグナが観察できるらしい。
フォッサマグナ・パークの案内板。 カッパを脱いで少し見物。 その後日本海沿いの国道8号線を目指して更に北上。
ついに日本海側までやってきた。 国道8号線、姫川河口。 ヒスイが取れる事で有名。
鉱物採集はXTZ125の新しい展開であるので、ヒスイが落ちていないか海岸を探そうと思いやってきた。
しかしながら、ヒスイが大漁で採れ過ぎると、この先のツーリングで荷物になるので、今回は海岸まで降りず見逃しておいてやることにした。
国道8号線を北に向かって走る。 先々の道の駅で休憩ついでに寄り道する。
道の駅能生でもYBR125乗りに再会。
新潟辺りで給油。 このスタンドに入った時には雨は降っていなかったのだが、給油中に突然雨が降り出す。 雷雨。 しばらく雨宿りで缶コーヒーを飲んで休憩。
しかし雨はあがらないので、諦めてカッパを着て出発する。
新潟にあるバイパスのとあるパーキングで。 メガネを掛けている事を忘れてヘルメットを脱ごうとして、メガネのツルを曲げてしまった。 ツルの変形を手で曲げて直そうとしたら、なんとレンズの方が割れた。
出発前にレンズを留めているネジを増し締めしていたのだが、締めすぎたか?
ちなみに管理人は普段はメガネ等なしで生活しているが、ツーリング時は景色(やその他)が良く見えるようにとメガネを装備することが多い。 が、これでしばらくメガネ無しで走行である。
普段は使用していないメガネだが、壊れて使えないと思うと急に気になる。
そんなこんなで雨が降る中、しばらく走り、休憩できる場所にたどりついた。
夜間、しかも雨の中を走ったので、正直少々疲れた。
しばらく眠る。 ふと気が付いたら雨が上がっていて、満天の星空になっていた。 3時間ほど前は雨が降っていたのに、霧もなく星がはっきり見える。 ちょっとびっくり。
特に観光地に寄ったり、名物に出会ったわけでもないのに走行距離が伸びていないので、明日はしっかり走ろうと考え、もう一度寝る。
めずらしく早起きし、海岸沿いの道を走る。
明け方、道の駅あつみに出現。
さわやかな朝。 海。
以前はこの辺りでテントを設営したことがある。 が、最近はキャンプ禁止らしい。
道の駅内の休憩所にはチャリダーが多数仮眠中だった。 しばらく休憩して北上する。
別の道の駅。 休憩中に雨装備を干す。
ライダーもちらほら。 いろいろ情報交換。
途中で100円ショップに寄ってみる。 最近の長距離ツーリングでは100円ショップに寄る機会が多い管理人。
目的は瞬間接着剤を買うため。 メガネのレンズを接着して修理するつもり。
前回長距離ツーリングで100円ショップに入った時も瞬間接着剤を買った気がする。
接着対象はガラスが不適合なので、ガラスレンズであれば接着できないが、プラスチックレンズだったのか接着できた。
とある道の駅で。 秋田新幹線こまちを発見。
こまち。 「あきたさいくどー」の文字がある。
丸太の切り口を斜めに切っただけの造形だが、新幹線に見えるから大したものだ。
その他の鉄道車両と思われる物体。 AとBはともかく、Cは何だ?
道の駅たかのす。 以前にここの駐車場で一晩過ごした事がある。
その時は、のんびりと月が傾いていくのを眺めていた。 今でもここに来ると思い出す。
5年ぶりに青森のフェリー乗り場にやってきた。 この船に乗ると数時間で北海道に到着すると思うと、思わず乗ってしまいそうになる。 が、今回は乗船を見送る。
下北半島を北上する。 恐山への道路標識。
恐山まで54キロメートルの時点で既に陽が沈みかけである。 イタコの営業時間は何時までだろうか?
道の駅よこはまに到着。 青森に「よこはま」があるとは知らなかった。 ちなみに近くに中華街は無いもよう。
大間のフェリー乗り場に到着してしまった。 既に最終便は出航しており、受付は閉鎖されている。
朝一番で出航するフェリーが停泊中。 この後、大間で食事できる店を探す。 が、残念ながら時間が遅すぎて大間のマグロは食べられず。
ここに来ていつのまにか目標が「大間のマグロ」になっている管理人。
大間崎の近くにある営業時間が終了した食堂を指をくわえて眺めながら、明日の開店を待つことにする。
とりあえず食堂のすぐ裏、大間崎近くのキャンプ場にテントを設営する。
画像はテント内から前室を見た様子。
本日はここで休むことにする。
本日の走行距離 581キロメートル。
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