「ねこのす」>「バイクの巣」>XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 2008年北海道ツーリング その7 (8〜9日目)
作成2008年09月 最終更新2010年08月16日
XTZ125「ねこちやづけ」で「ねこのす」を出発してから8日目。
昨日は数日ぶりに600キロメートル超の走行を行い、やっと管理人本来のツーリングっぽくなってきた。
しかしながら、休暇開始前までに確保した休暇日数が10日間。
出発前に資機材準備と「ねこちやづけ」整備で1日を消費しており、長距離フェリーで帰る事を考えると、船内で1日消費するので、ツーリングで使える残り日数は1日。 つまりこのまま追加休暇が確保できなければ今日中にフェリー乗り場に行かなければならなくなる。
今日は休暇の追加を試みながら、追加ができなかった場合に備えてフェリー乗り場への移動も視野に入れた行動をとることとなった。
そんな攻防戦を繰り広げながら今回は羅臼あたりからスタートである。
注意事項
本内容は「ねこのすかんりにん」の行動記録であって、正しい行動を示したものではないので注意。
くどいようだが、今回の内容を参考にする場合には自己責任で行うように。
朝。 羅臼の有名なキャンプ場。
知床が世界遺産に指定された事は喜ばしいことだが、妙に観光客が増えたり、コンビニ等でゴミが捨てられなくなったりとツーリング中のライダーにとってはあまりありがたく無い変化が起きていると、観光客の一人である管理人が愚痴を言ってみる。
とりあえず出発に向けて荷物をまとめる。
羅臼キャンプ場でのバイクの様子。 年々バイクが少なくなっている気がするが大丈夫だろうか?
荷物をまとめた後、一旦荷物を降ろす。
身軽になった「ねこちやづけ」で知床横断道路を走る。
知床横断道路はこれまで何度か訪れた事があり、お気に入りの道の一つである。
ここは是非荷物を降ろした状態で走りたい。
知床横断道路を登り、羅臼側を見る。
知床横断道路はこんな様子。 知床峠を越えてウトロ側まで行く予定だったが、途中で雨に降られてスノーシェッド内で雨宿りする。
雨宿り中。
雨宿り中にすることが無いので、携帯電話にて雨雲の動きを確認する。 知床を雨雲が通過中。 ウトロ側はしばらく雨が降るようなので、知床峠まで行かずに羅臼側へ戻る事にする。
しばらく雨宿りの後、キャンプ場に戻る。
キャンプ場入口通路を横切って現れる鹿。 一頭しか写っていないが、鹿は続々やってくる。
管理人は「つぶらな瞳」で油断させておいてバイクに突っ込んでくる鹿が苦手である。 食べても(個人的な感想として)おいしくないし。
鹿肉が好きな人はどんどん食べていただきたい。
とりあえずキャンプ場で荷物を積載してから南へ向かって走る。
雲行きが怪しいが開陽台方面へ走る。
牧草ロールのある景色。
開陽台へ向かう風景。
直線だ。
牧草地に侵入しないように。
すれ違うバイク乗りたち。
雨上がりの道を走る。
開陽台付近。 山の上の建物が開陽台。
開陽台に到着。 以前にあったライダー定食(納豆の定食)が無くなって寂しい管理人。
開陽台から駐車場方面を見る。
開陽台からの眺め。
開陽台のキャンプ場。
開陽台の上。 眺望が良いので人がたくさんいても良さそうなのだが、
羽虫が多くて管理人は長居できない。 油断をすると首周りから服の中にも入ってくる。 早々に退散する。
開陽台付近の風景。
美幌峠にやってきた。
和琴半島をバックに記念撮影。
道の駅美幌峠付近。
道の駅美幌峠の駐車場。 バイク乗り多数。
その後美幌市街地等を散策して、
道の駅相生(あいおい)にやってきた。
道の駅相生では廃線跡に残された列車で宿泊できる。
この列車では「道の駅」として整備される前から泊まらせてもらっていた。
当時と比べるとずっと賑やかになった相生。 管理人は以前の寂しい雰囲気も好きだったのだが、ここで暮らしている人たちにとっては今の状態の方が望ましいのだろう。
参考まで1997年に訪れた管理人。 まだ道の駅にはなっていない相生駅。
この後、道の駅相生では駐車場の障害者用スペースに平気で駐輪する恥ずかしいバイク乗り達を見せられてしまい、画像を公開してやりたいぐらい不快な思いをしたのだが、ここで公開する事はひとまず自重しておく。
気を取り直してオンネトーへ向かう。
オンネトー。 美しい湖面。 初めて訪れた際には驚いたものだ。
参考まで、管理人は携帯電話の壁紙としてオンネトーの画像をよく使う。
オンネトーからは十勝方面に移動。 バイク乗りも多し。
帯広の有名なケーキ屋にやってきた。
日曜日ということもあってか、店内は大混雑である。
帯広市街の有名な店にもやってきた。 くどいようだが管理人は鹿が苦手。
店内の様子。 こちらは落ち着いている。 ここで職場等の主要御土産をまとめ買いして発送しておく。
ケーキ! ケーキ! ケーキ!
店内には両手で数えられない程ケーキがたくさん。
折角なので、いくつかケーキ類を食べていく。
もちろん本店限定のさくさくパイも2種類食べる。 このサクサク感が気持ちいい。
このサクサクを管理人の知人達にも食べさせてあげたいものだが、おそらく遠くへ発送したりすると時間の経過でサクサク感が無くなってしまうのだろう。 サクサクパイの発送は諦めて、管理人が代表して皆の分も食べておくことにする。
ところで、こちらのケーキは管理人が住む地域と比べると比較的安価だそうだ。 管理人は北海道に住む人たちがうらやましい。 知り合いのケーキ通に言わせると一部不満もあるようだが、管理人のような甘い物をあまり食べない人には十分以上に素晴らしいものだ。
管理人が何回かに分けてケーキを数個づつ注文したら、なぜか店員のお姉さんが「全部店内で食べて行きますか?」と聞いてくれた。
コーヒーとケーキを十分堪能し、次の目的地へ向かう。
この後ゴハン何食べに行こう?
参考記事 http://blogs.yahoo.co.jp/rcxfw053/1101085.html
有名な愛国駅。 物事は名前が全てでは無いが、名前も大事だという事を感じる場所。
やっぱり名前に釣られて近所の売店でお土産を購入しておく。
一応鉄ちゃんの真似をしておく。
愛国と幸福に挟まれて影の薄い大正駅。 管理人には「大正カニの家」の方が重要目標物ではある。
残念ながら今回は素通り。
愛国に寄ったので、ついでに幸福にも寄っておく。 ここでも土産類を調達する。
いよいよ休暇延長作戦の失敗が濃厚となってきて、楽しく走るとか探索する事を忘れて、すっかり駆け足観光とお土産買出し野郎と化した管理人。
SLを展示する愛国と比べると、素人感覚としては展示車両的に不利な気がするのだが、どうなのだろう?
もっとも愛国と幸福の名前で売る場所だけに、展示車両にはあまり意味が無いのかもしれない。
この後、休暇の延長作戦失敗が確定的となり、更に北海道での旅を続けることに僅かな望みを持っていた管理人も、諦めて苫小牧方面に向けて移動を開始する。
中札内を通過し、天馬街道を抜ける。 丁度十五夜だったので、月が非常にきれい。
今回は天馬街道を全くノンストップで(本当に一度も停止することなく)通過してしまったので、画像を残していない。
参考まで以前に天馬街道を通過した時の様子。 この時も月がきれいだった。
一気に道の駅新冠までやってきた。 さすがにノンストップ走行が長かったので疲れた。
フェリー内での食料等を買い出しした後、フェリー乗り場に到着。 乗船手続を完了した後、荷物を乗船態勢に組み替える。 フェリーの船室内に持ち込むケースは一つだけ。
バイクの乗船開始。
車両甲板に拘束作業中。 お手柔らかにお願いします。
さらば北海道。 苫小牧東港の様子。
第8日目終了 本日の走行距離 633キロメートル
→XTZ125の部屋に戻る
北海道の記録が突然終わった感が強いので、おまけで管理人の船旅を若干公開。
今回利用した苫小牧東港から敦賀間の直行フェリーには船内のレストランや売店等があるので、特に事前準備が無くても食事を取ることは可能である。 たまの船旅、折角なのでレストラン等で食事するのも良いだろう。
しかしながら、管理人の周りのバイク乗りの多くはフェリー内に食料を持ち込んで食事しているかと思う。
実際、管理人がフェリーを利用する場合には、事前に食料と飲料を調達して持ち込むようにしている。 地元から乗船する場合には事前に食料等を用意し、北海道から乗船する場合はフェリー乗り場近くのスーパー等で買出ししておく。
管理人の場合は、初めて長距離フェリーに乗船した際に、同行者から教えてもらい、食料の買出しをして乗船するのが普通だと思っていた。
いつもは高級な食事をしている人でも、たまにはカップ麺等を食べるのも良いだろう。
画像は、北海道っぽいインスタント焼きそば。 北海道特有のコンビニ、セイコーマートマークの付いた物は全て北海道っぽいと信じている管理人。
インスタント焼きそば万歳! セイコーマートのプライベートブランド商品は、「ねこのす」周辺では普段見ることができない。
管理人が今回使ったフェリーの場合、給湯室でお湯が使えるので、船内に持ち込む食料の選択肢には、
@「何も手を加えずに食べることができるパン類や惣菜」の他に、
A「カップ麺」等の選択肢がある。
初心者のうちはカップラーメンを多用したのだが、最近はインスタント焼きそばが多くなってきた。
なぜなら給湯室から食事をする場所まで移動する際にスープをこぼす心配が無い分、移動が楽なので、焼きそばの方が有利なのだ。
ちなみにいつも食事をする場所はこんな感じ。 画像のプロムナードか、後部デッキで食事する場合が多い。 どうせ食事するなら外の景色を見ながら食事したいものだ。 そして給湯室からここに来るには階段を登らなければならない。 階段を登る際に、「インスタント焼きそば」だと、軽いしスープもこぼす心配がないので非常に楽。
なお、二等和室など多人数が居る部屋でインスタント焼きそば等の臭いの強いものを食べる人がいるが、例え室内で飲食が禁止されていなくても避けるべきだろう。 室内では寝ている人もいるし、お腹を空かせている人もいる。
管理人の船内での基本行動パターンは、
@ 寝る。
A 風呂に入る。
B 食事する。
C その他ツーリングのプランを立てたり、他者との情報交換、記録のまとめや荷物の整理、船内散策等
の4種類である。
これからツーリングに行く往路はともかく、今回のように帰路で、翌日からすぐに勤務の場合は@の「寝る」がメインとなる。
もちろん乗船中ずっと寝ている訳にはいかないので、起きている時間については、AかBを中心に行うことになる。
Aは画像がないが、船内の浴室は広くて視界が良いので結構気に入っている。 ちなみに今回は乗船直後、翌日朝食後、昼食後の3回入浴している。
Bは上記のように、インスタントカップ麺やパンを中心に食べる他、菓子類やペットボトルのお茶、船内の自販機や売店で購入する飲料等も飲食している。
なお、@を優先するため、今回Cはできるだけ行わないようにした。
今回のツーリングで使用した資機材について考えてみた。
今回のツーリングにあわせて新調した携帯電話。 ブログの更新や札幌市街地のナビゲーション等で活躍した。
なお、今回の携帯電話にはGPS機能があるので、おおよその現在位置がわかる。
しかし、有料サービスである通信も使ったナビゲーション機能との関係のためか、この携帯電話としての位置表示機能は、とても実用には使えない程度のおおよその位置しか表示されない。(上の画像)
実際にこの機能を使おうと思うなら、緯度経度情報の入った地図を併用する必要がありそうだ。
(例えば、林道入り口の緯度経度が記載されているツーリングマップル等の地図を用いて、林道探索をする場合など。)
正直なところ、メモリーを追加して携帯電話に地図情報を確保し、ナビゲーション機能を強化するか、安価な携行型ナビゲーションを入手する必要があると考えている。
今回のツーリング報告の画像の大半を撮影したカメラ。
これで6回目の北海道。 購入後5年以上経過している。 500万画素級。
今回ツーリング出発前に新しい防水機能をもったカメラに更新しようと思っていたのだが、諸般の事情により今回もこのカメラを使用することになった。
普段は活躍する割りに記録画像に残されることが無いカメラ。 今回は普段の活躍に感謝して携帯電話のカメラで撮影してみた。
すれ違う姉妹船。
大海原を行く大型船同士なのでゆったりした感じを受けるすれ違いだが、実際には相対速度で時速100キロメートルくらいで反航しているので、結構な勢いで視界から消えていく。
この速度なら、敦賀・苫小牧間を21時間で走りきると納得。
到着直前。 車両甲板にやってきた。
車両甲板内の荷物の状態。 荷物用の網棚を1箇所占拠しケースを保管する。 利用バイクが少ないので可能だった。
出発を待つ車両。
ゲートが開いた。
画像左のスロープを使って車両甲板からGLへ降りる。
敦賀のフェリー乗り場とフェリー
敦賀に来たので、屋台のラーメンを食べてみる。
敦賀の市街地の様子。 敦賀は屋台ラーメンが有名らしい。 目標発見。
トラック改造屋台ラーメン屋
敦賀のラーメン。
その後、雨に降られてカッパを着る。
雨の中、ジグザグ走行で無駄に遠回りしながら、なんとか「ねこのす」に到着。
「ねこのす」に帰着。
ひとまず、荷物を降ろし、明日の勤務に備えて寝ておくことにする。
今回のツーリングはこれで終了。
第9日目終了
→XTZ125の部屋に戻る