XTZ125 「ねこちやづけ」
2008北海道方面ツーリング報告 その6

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 2008年北海道ツーリング その6 (7日目)
作成2008年09月    最終更新2010年08月16日

北海道

 管理人がXTZ125「ねこちやづけ」で「ねこのす」を出発してから7日目。
 昨日までの上品なツーリングの反省から、朝早くに出発して気が済むまで走ることにした管理人。 早朝出発には向かない環境からの出発ではあるが、周りの迷惑を顧みず早朝出発を敢行する。
 今回は留萌あたりからスタートである。


注意事項
 本内容は「ねこのすかんりにん」の行動記録であって、正しい行動を示したものではないので注意。
 くどいようだが、今回の内容を参考にする場合には自己責任で行うように。


第7日目

 これまで柄にもなく、各日の走行距離が短かった反省から、今日はしっかり走ろうと計画。
 昨日早くに休んだこともあり、日が出るころには出発する。 出発地が市街地なので、エンジンかけずにしばらく「ねこちやづけ」を押して歩き、十分離れてからエンジン始動。

 日本海側を北上する。


 

 苫前にやってきた。
 三毛別羆事件 - Wikipedia で有名なところである。
 以前から気になっていたこともあり、再現された事件現場に向かう。
 とままえベアーロードを走る。

 ここに来るまでは、この可愛らしい熊の親子のイラストに違和感を感じていた。


 このイラストは3パターンほどあるようだ。


 熊のイラストは民家や商店のシャッターなど、いろんな所に描かれている。


 現地まであと5kmの表示。 射止橋の由来も書かれている。

 現場まであと僅かのところで舗装が途切れた。 折角なので荷物を降ろして身軽になってから走る。


 事件現場に到着。






 再現された民家。




 これがボランティアによって作られたという事を知って感心した。


 熊の爪痕。






 三毛別熊事件跡地の碑。 現場での慰霊碑になっているようでお茶やコーヒーが供えられていた。


 現場の跡で、市街地に戻り、郷土資料館にやってきた。

 郷土資料館の建物は、旧役場を利用しているようだ。
 郷土資料館には三毛別羆事件の復元住居があるというので、是非見てみたかったのだが、早朝だったため入館できず。

 ちなみに復元住宅はこんな様子らしい。


 ちなみに上の郷土資料館紹介の画像を撮影したのは苫前の道の駅。


 苫前の可愛らしい熊のイラストは違和感を感じるものだが、


 役場付近には味付けの異なる熊がいた。 可愛らしい熊だけでは無いので、安心する管理人。


 可愛らしくない熊と言えば、事件現場にあった熊(建物を襲う熊ではない方)も可愛らしくない。
 こちらは恐ろしい系ではなく、ちょっと不気味系。


 苫前から稚内を目指して北上する。 走行中の様子。


 左手に日本海を見ながら走行。




 道の駅にやってきた。 ちょっと休憩。 ここは、以前KSRで夜間にガス欠してKSRを押しながら訪れた場所でもある。


 バイクも多い。




 オロロン街道の風車群。




 オロロン街道はガードレールも無く、視界が開けており走って気持ちいい。








 のんびり走っていると、牧草ロールを積んだトラクターと出会う。
 追い越しながらの撮影。


 まもなく稚内。


 ノシャップ岬に着いた。


 ノシャップ岬。 公園の様子。


 シート上の座布団が見える。




 稚内駅にやってきた。


 駅構内のそば処。 ちなみに写っている食事中の人は関係ない人たち。


 以前に訪れた時の様子。 ちなみにちゃんと了解をもらって撮影している。


 うどん。


 駅に入っている店で弁当を買っておく。


 構内で売っていないが駅弁と書いてあるので、駅弁と呼んで良いのだろう。


 稚内の防波ドーム。


 稚内から宗谷岬を目指して走る。 走行中の様子。


 宗谷岬にやってきた。 さすがに観光客が多い。


 稚内で買ってきた駅弁の様子。 稚内駅にて(走行前)

 宗谷岬にて(走行後) かなり身が偏ってしまった。 観光客が少ない静かな方面に歩いて行き、海をみながら食べる。




 外国ナンバーのバイク集団。 XT660のスクリーンをダブルで装着しているのが目を引く。


 宗谷岬を後にしてオホーツク海沿いを網走方面に向かう。 ここはお気に入りの撮影ポイント。




 さらにオホーツク海沿いを進行。


 しばらくこんな風景が続く。


 猿払の道の駅で自称「日本一のソフトクリーム」を食べる。

 JA興部のおこっぺミルキーソフトクリームも食べる。




 道の駅紋別にやってきた。 一応お約束の蟹爪の前で記念撮影。


 更に日が落ちても走り続ける。 道の駅サロマ湖にやってきた。
 この辺りでは路面が塗れており、直前まで雨が降っていた模様。
 このとき、前方の空では雷光が光り、雲の中を稲妻が走るのが見えた。
 携帯電話を使ってネットで天気予報や雨雲の動きを確認。 網走付近を雷雲が通過中であることがわかる。
 しばらく道の駅で休憩。 コーヒーを飲み、虫等で汚れたヘルメットのシールドを洗浄する。

 しっかり休憩した後、出発。

 網走市街に入る前に、

 オドメーターが40,000キロメートルを指す。


 走行累計4万キロメートル達成記念で網走で寿司でも食べて軽くお祝い。


 今日はまだまだ走りたいところではあるが、知床横断道路までやってきた。
 知床付近は夜間鹿が非常に多いので、夜間走行はできればしたくない。
 バイクの場合はなおさらである。

 が、ここまで来たら羅臼で宿泊したいと言うことで、慎重に知床横断道路を走る。
 案の定、途中鹿の体当たり攻撃を受け、うち一頭はフェンダーの数センチ手前まで接近し、衝突したかと思った。
 その瞬間はヘッドライトの照らす僅かな視界の中が鹿の腹の毛皮で埋まり、鹿の撒き散らした埃(体毛か?)がライトの光りで輝いていたのを覚えている。
 鹿がぶつかってくる場合には、鹿が道端に居るのはわかっているのだが、鹿はこちらを見ていながら、バイクが接近すると突然目の前に飛び出してくる。
 以前鹿にぶつかって大破していた四輪車の運転手と話をしたことがあるが、鹿は突然飛び出してきてぶつかり、車をフロントガラスから屋根にかけて凹ませ大破させた後、平気な顔をして帰って行ったと言う。 つぶらな瞳で意外と頑丈な鹿。

 鹿のおかげで非常に疲れて羅臼に到着した。


 テントを設営したあと、温泉「熊の湯」行きあたたまる。 しっかり暖まった後、テントでシュラフに入って寝る。
 途中、天候回復待ちなどで時間を潰し、走行時間が削れたりもしたが、今日はよく走れた方だろう。

第7日目終了 本日の走行距離 691キロメートル

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