XTZ125 「ねこちやづけ」
2008北海道方面ツーリング報告 その2

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 2008年北海道ツーリング その2 (3日目)
作成2008年09月    最終更新2010年08月16日

だいぶ北にきた・・・

 管理人が北に向けてXTZ125「ねこちやづけ」で出発してから丸2日が経過した。
 この2日間は、こっそり観光地に寄ったりしたものの、ほとんどが「移動」に終始しており、ほとんど報告するような内容が無い。
 管理人は「ひたすら走り続けるツーリング」が嫌いではないが、報告を見る人にとっては、「今日は何もありませんでした。」とだけ書いてある絵日記を見せられる位つまらないものだろう。
 これまでの2日間に通ってきた経路は、「ねこのす」から「長野県・白馬」を経由して「青森県・大間」まで行くという目的に沿って適当に選んだ道を走ってきただけである。 管理人はこの2日間を地図も持たずに道路標識だけを頼りに走っているので、細かな道路情報や観光情報は全く把握していない。 そのため内容が無いということにしておく。

 今回は出発してから3日目、いよいよ本格的にツーリング開始。 青森県・大間崎のキャンプ場からスタートである。

注意事項
 本内容は「ねこのすかんりにん」の行動記録であって、正しい行動を示したものではないので注意。
 くどいようだが、今回の内容を参考にする場合には自己責任で行うように。


第3日目


 大間崎のキャンプ場の様子。

 起きてしばらく徒歩で近所の散策。 周辺の食堂はまだ開店していない。


 参考までサイドケース(右側)内の様子。 しばらく使う予定の無い衣類や雨装備、防寒着等を入れている。
 ついでに出発時にもらってきた箱物の菓子類。 重くはないが大きな空間を占めるので早めに食べて荷物を減らす必要がある。 休憩時にコーヒー等とあわせて食べていく。


 ついでに反対側サイドケース内の様子。 こちらは工具類やテント関係を収容している。
 テントは3人用を使っているためかなり大きい。 正直単独ツーリングには大きすぎである。

 なお、画像は完全に収納袋に入っていない状態。
 一番左側の緑色の袋が本来のテント(本体とフライシート)を入れる袋であるが、管理人はテントをきっちり畳んで小さな袋に収納する事が苦手なので、右側二つの袋に本体とフライシートを別々に収納した後、二つの袋の空気を抜きながら本来の袋に収納するようにしている。


 大間崎にやってきた。 キャンプ場から歩いても2分くらいだが。


 朝一番のフェリー出航を見送る。 北海道は諦めたつもりだが、しつこくフェリー乗り場に行く管理人。


 大間崎にある食堂。 開店時間はどこも昼前のようだ。 まだまだ時間がある。


 キャンプ場に戻ってテントを干してみる。 東屋の柵や「ねこちやづけ」の車体等を使って干してみた。

 この時点で既に管理人の行動目標は「大間のマグロ」にロック・オンされており、他の場所へ出かけるつもりは無い。 が、食堂の開店時間まではまだ何時間もある。
 焦っても仕方ないので、のんびり東屋で昼寝する。 普段では考えられない贅沢な時間の使い方。


 昼寝にも飽きて、再びねこちやづけで大間崎にやってきた。


 大間崎周辺は「うみねこのす」である。


 たくさん居るウミネコの中に一羽、脚に釣糸が絡みついたウミネコが居た。


 このウミネコは両脚で立てないので、地面では常に片脚でバランスを取っている。
 ここで管理人の偽善者スイッチが入り、このウミネコを捕まえて釣糸を取ろうと考える。
 このウミネコを捕まえる。→糸を切る。→自己満足。→おいしくマグロが食べられる。という作戦である。
 運がよければ「ウミネコの恩返し」くらいあるかもしれない。

 早速ウミネコを捕まえるために、ツーリング時にいつも持っていくはさみを用意し、関心が無いフリをして海岸のウミネコに近寄る。
 しかし、さすがに野生のウミネコ、管理人が関心が無いフリをしていても、近づくと逃げてしまう。
 その辺を跳びはねながら逃げているうちは管理人も「関心が無いフリ」をして追いかけるのだが、そのうち飛んで逃げられてしまった。 さすがに管理人と「ねこちやづけ」だけでは飛んで追いかける訳にはいかない。
 という訳で今回の自己満足作戦は失敗である。

 まあ、魚にわざわざ釣針を引っ掛けといて、「キャッチ・アンド・リリース」とか言って放流し、何か良いことしたような気分になるよりは、幾らか救いようがあるという事にして、次の行動に移る。


 ウミネコ救助には失敗したので、次はネコを助けようとする。 「何か困ってないですか?」
 「・・・コッチミンナ!」 逃げられてしまった。

 さすがに早朝から昼まで時間を潰すのにも飽きてきた。 慣れない事をするのは非常に疲れる。
 とりあえず、手持ちの食料(菓子パンや缶コーヒー等)で朝食を取る。
 キャンプ場の東屋で簡単に食事。 それでも、まだまだ食堂の開店までは時間がある。
 そのうち、キャンプ場の他のバイク乗りや食堂の主人がやって来て話をする。
 一番の話題は、大間のフェリーが廃止されるかもと言う話だった。
 なんでも、フェリーの利用が少なくて採算が取れないらしい。
 大間の人たちは、むつに行くよりも函館の方が身近に感じているようで、病院に行くのにも函館にフェリーに乗っていくそうで、フェリーが無くなると生活に大きな影響があるという。
 そんなことなら管理人が微力ながらフェリーの利用を増やすことは可能なのだが、大間のマグロを食べるために食堂が開店するのを待っていると、フェリーの昼便に乗れない。 すると次の夜便まで長時間待たなくてはならない等と考えていると、


 食堂のうち一軒が開店時間前に開けてくれた。


 念願の大間のマグロを食べる。
 「たとえば大間のマグロに下関のふぐ そして高級黒毛和牛なんかもいいな♪」 と謳われる程有名な大間のマグロを大間で食べる事ができた。
 ちなみに管理人はウニが苦手なのだが、ここのウニは臭みも無くておいしくいただきました。

 食べ終わって食堂を出ると、

 函館からフェリーがお迎えにやってきた。
 昼の便には乗れそうである。


 時間があるようなので、イカの「ぽんぽん焼き」も食べておく。


 なぜ「ぽんぽん焼き」という名前なのかと聞いたら、「焼くときにぽんぽん音がするから」と教えてくれた。
 イカを焼いて「100えん」。 たくさん買ってフェリーの中で食べても良かろう。


 いろいろあったが、再度大間のフェリー乗り場にやってきた。
 表向きはフェリー利用を増やすと言っているが、実際は北海道に行きたいだけである。
 フェリー航路が無くなる前に一度乗っておこうと言う考えもあるに違いない。


 フェリー乗り場にやってきたバイク乗り達。 さっきの食堂に居た顔もちらほら。


 乗船開始。


 乗船して拘束完了のねこちやづけ。


 1時間40分ほどの船旅なので、タンクバッグ以外に特に荷物は降ろさず。


 さらば大間。


 いきなり函館。 新造船。 新造船就航直後に航路廃止騒ぎとはいかがなものか?


 接岸前のフェリー内車両甲板の様子。


 函館フェリー乗り場。 しばらく来ないうちにずいぶん変ってしまった。


 函館で給油し、少し観光した後、国道5号線を北上して大沼国定公園にやってきた。


 東大沼キャンプ場に到着である。 が、まだ陽が高いのでテントを設営する気は無い。


 周辺の牧場のソフトクリームを食べに走る。


 上の画像の牧場のすぐ横。 ソフトクリームの原料を採っているところを見ることができる。


 別の牧場のソフトクリーム。 少し未舗装路を走ってやってきた。 ミルキーを食べているかと思うほど濃厚な味。


 駒ケ岳。


 結局、再度東大沼キャンプ場にやってきた。


 陽も傾いてきたようなので、ここでテント設営。 サイドケースをロックして降ろしておく。


 少し身軽になった「ねこちやづけ」で未舗装路を走り、近くの温泉に入る。


 温泉に入ったついでに、近くの城岱スカイラインに大沼側から登ってみた。
 しばらく山を登っていると、頂上付近で急に視界が開けてくる。
 視界が開けると、右手に函館方面の夜景を見ながら緩い登り道が続く。
 まるで飛行機が離陸するかのような感覚。 思わずスロットルも全開である。
 調子に乗って加速すると、その先で本当に離陸しかねないので、速度の出るバイクに乗っている場合は安全運転にも注意が必要だ。


 函館方面の夜景。

 夜景に満足してから大沼付近に帰ってきた。

 近くのレストランに行ってみるが、丁度閉店しようとしていたところ。

 閉店前最終で豚丼を作ってもらった。

 食事をしていると、表の道路をにぎやかな山車が走っていく。

 大沼神社のお祭りの日だったようだ。


 駒ケ岳と大沼と新幹線?


 食事の後は、管理人用のアルコール燃料を買出しに近所の酒屋に行く。
 酒屋の前のベンチでは店主と近所の人が祭り見物で一杯やっていた。
 良い子はとっくに寝る時間だが、お祭りの日なので子供も一緒である。
 しばらく話をして解散。


 キャンプ場に戻り、おとなしく就寝する。
 光っているのは月と他のテントの反射材等。



第3日目終了 本日の走行距離 143キロメートル

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