XTZ125 「ねこちやづけ」
洪水の中を走ってみた。

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) 洪水の中を走ってみる
2008年08月     最終更新2010年08月16日

洪水の中を走ってみた

 2008年8月28日から29日にかけて、「ねこのす」のある地方では強雨が降り続いた。 そのため、「ねこのす」の近所では多くの道路が冠水するなど、被害が発生した。
 幸い、「ねこのす」には直接の被害はほとんど無かったのだが、この雨の中XTZ125「ねこちやづけ」で走る機会があったので、参考まで報告する。


 「ねこのす」近所の3桁国道の様子。 歩道は一段高くなっているが、車道にはかなりの水深がある。

注意事項
 本内容は「ねこのすかんりにん」の行動記録であって、正しい行動を示したものではないので注意。
 くどいようだが、今回の内容を参考にする場合には自己責任で行うように。
 冠水路の走行は、水流が激しい時には車両自体が流される可能性もあるし、水面下のマンホールが外れていたり、水路等に気付かずに落ちて流されたりすると冗談抜きで命にかかわる程危険なので良い子は真似しないように。

豪雨ニマケズ

 2008年8月28日。 管理人は20時過ぎに勤務先から「ねこのす」に帰った。 その後しばらくすると雷雨が激しくなり、近所の道路が冠水し始めた。

 その後、雨が一番激しかった時間帯に出勤しなければならなくなり、当初は電車かタクシーで職場に向かおうとしたのだが、ネットで確認すると、電車は全て運転を見合わせていた。 また、タクシーは配車センターに電話したのだが、悪天候のため運行しておらず、配車受付していないとの回答であった。

 ここで、公共交通機関で出勤することは無理と判断した。 しかし、このまま出勤しない訳にも行かないので、
やむなく「ねこちやづけ」で勤務先に向かうこととなった。


 「ねこのす」直近の地下道入り口の様子。


 「ねこのす」から1キロメートルほどの3桁国道の様子。 まだ普通の乗用車も走行している。


 河川ではなく、2桁国道バイパスルートの様子。 光るポールの列から右が中央分離帯。 ポール左側の車道はかなりの水深。 ここをXTZ125で通過した訳だが、大型トラック等が通ると波が打ち寄せるので走りにくい。 

 参考まで、2桁国道バイパスルート普段の様子。 奥の道路案内標識あたりが橋梁でやや高くなっており、右側流入路との合流地点あたりが最も低くなっている。 本ページの為にわざわざ渋滞がない休日に撮影してきた。





 2桁国道バイパスルートの市内部分。 この先は規制されてはいないが実質的に通行止めである。

 この後、このルートでの出勤を諦め、堤防道路上に迂回、勤務場所付近まで堤防道路を走り、その後は再び水を掻き分けながら走り、何とか勤務場所まで走ったのだった。

冠水路走行の後で

 今回はステップよりも若干上まで来るような水深の中を走ったのだが、とりあえず直ちに問題となる機械的不調は発生しなかった。
 なお、リアブレーキドラム内に水が入るため、しばらくリアブレーキの効きが悪くなる。
 こうなってしまったら、水からあがった後、しばらくリアブレーキをかけて乾かしてやり、ブレーキが十分効くようになるのを確認する。

 今回は冠水路を運良く走りきる事ができたが、当然ながら冠水路走行は非常に危険である。
 バイクの持つ本来の機動性が低下するのはもちろん、周囲の車両もいつもと同じ動きができるとは限らない。
 なお、大型トラック等は車高があるため路面冠水の影響をあまり受けない。 冠水路を苦労して走るバイクや乗用車の近くをお構いなしで走りがちである。 大型トラックが近くを走ると、大型トラックの車体でつくられた波に流されそうになるので、できれば近づくのは避けたいところである。


ニップルの破断

 冠水路の走行後、一応整備をしておこうと各部の確認を行ったところ、前輪のニップル1個が破断しているのに気が付いた。
 冠水路を走行している時には気付かなかったのだが、その後フロント周りから若干の振動が出るようになったので気になっていたという事もある。


 破断したニップルの様子

 実は上記 「河川ではなく、2桁国道バイパスルート〜」 を通過したあと、水深が10から15センチメートルくらいになった際に、水の中を流されてきた角材か何かを踏みつけて、思わず管理人が前に飛ばされそうになる程の結構な衝撃を受けていたので、心当たりが無かったわけではない。

 その時は、水深が深い部分を通過した安心感からか、調子に乗って速度をあげ、全く障害物に気付いていなかったので、本当に正直に障害物に激突してしまった。
 多少でも気付いていれば、抜重とまでは行かなくとも、後ろに荷重をかける位の対応はしたと思うのだが、今となっては後の祭りである。

まとめ

 今回は、
@ 冠水路を無事走行できたこと。 また「ねこちやづけ」の走行可能水深の目安を確認できたこと。
A 冠水路走行の危険性を再認識できたこと。
 の点で成果があったことにして今回の報告を終わる。






→XTZ125の部屋に戻る