XTZ125 「ねこちやづけ」 整備手順

スパークプラグの交換手順について

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作成2008年2月    最終更新2010年08月16日

はじめに

 スパークプラグ(以下プラグ)の交換は、多くのバイク乗りにとってエンジンオイル交換と並んで最も基本的な整備内容の一つ。
 例によって多くのバイク乗りが「わざわざこんなページを作ってまで説明するまでもない。」と思うだろう。
 本内容については、整備に慣れた人にとってわざわざ掲載するような内容ではないが、「これからXTZ125に乗りたい。又はXTZ125に興味を持っている。」人達が、XTZ125について少しでも知ってもらえたらと大きなお節介ながら掲載してしまうものである。

注意事項

 本内容は、ねこのすで行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を保証するものではないので注意。
 プラグの選定については、他の詳しい方々のページを確認して選定されたい。 (例えばTT-R125系エンジン搭載車(XTZ125 YBR125)まとめ@ ウィキ の流用情報)
 プラグの役割等基本的な事については、ねこのす大好きホンダのメンテナンス講座で一度確認をおすすめする。
 作業する場合にはくれぐれも自己責任で行うように。

事前準備

 交換する場合にはスパークプラグ(標準ではNGKのCR7HSA)
 工具(車載工具で可能)

 一応、プラグホール(プラグ取付穴のこと)周辺が汚れている場合など、エンジン内に異物が入ることを防ぐため、清掃しておく事を強くお勧めする。
 画像では手袋をしていない場合があるが、軍手等で手を保護することをお勧めする。


 XTZ125 標準の車載工具 (他に厚手のゴム板も付属していた)


 そのうち、プラグレンチ(上)と、ドライバーの軸(下)を使用。
 緊急時を除き、工具は「車載工具」以外を使う場合が多いが、バイクのプラグ脱着作業は車載工具以外では困難な場合があるので、プラグレンチは車載工具を使う場合が多い。
 (管理人はたいていの場合、ドライバーの軸等でプラグレンチを回すが、人によってはメガネレンチやオープンレンチを使って回す場合がある。 状況によってはどちらも使えるので、他車で工具が入らない場合などには覚えておいて良いかと思う。 大げさな事ではないけど。)
 とりあえずプラグホール周りの清掃。 シリンダー内に異物が入ったら後で(凄く)面倒。
 XTZ125はプラグがエンジン側面の作業し易い位置にあり、比較的異物も溜まり難くなっている。

 エアガンが使えるならエアで異物を吹き飛ばす。 エアガンが無ければプラグ周りのゴミ等をできるだけ除く。
 出先でプラグを確認しなければならない場合などはエアガンが使えるとは限らない。 場合によっては息で吹き飛ばすのも有効だろう。 ふーふー。
 他の方法としては、もしCRC556等のスプレーがあれば、スプレーの噴出する圧力で異物を吹き飛ばしておいて、残った液体をウェス等で吸い取る方法など、いろいろなやり方があるので周囲の人の方法を参考にされたい。

プラグの取外し


 プラグキャップ(プラグに被っている黒いゴム筒のような部品)を外す。 引っ張りすぎてプラグコードを引きちぎらないように。
 プラグレンチをプラグに被せる。 プラグレンチは二種類のサイズがあるので、プラグの六角部分に嵌る方を被せる。

 プラグレンチを回してプラグを外す。 回す方向は反時計回り。 少し緩めた後は手でプラグレンチを回せば軽く回せるはず。

 軽く回るはず。 良い子は手袋等で手を保護しておこう。 エンジンが熱いときは当然火傷にも注意。


 プラグが2本外れた訳ではなく、1本は用意しておいた新品。 XTZ125は単気筒なのでプラグ交換も1本で済む。 
 左は約26,000キロメートル走行後のプラグ、左は新品。

 マニュアルによると、プラグは定期点検整備では、「1,000KM」、「3,000KM」、「3,000KM毎又は6ヶ月毎」の全てに該当し、「状態を点検し、必要に応じて清掃します 12,000KM毎に必要に応じて交換します」とある。
 このプラグは交換の効果を確認する意図もあって無理に使用し続けていたが、点火不良等の問題を起こしていなくても、交換することでエンジンの回りが軽くなったように感じられた。 (普通の)プラグ自体はそれ程高価な部品ではないので、無理して使い続けるより、点検時に気持ちよく交換した方が良いようだ。
 もちろん良い子はマニュアルの内容に従った方が良い。

プラグの取付け

 プラグの取外しは、異物の除去とレンチの回転方向さえ間違えなければそれほど大きな問題は発生しないはずだが、プラグの取付け時には、プラグを大トルクでねじ込み過ぎたり、プラグホールに斜めにプラグをねじ込んだりしてシリンダーヘッドのプラグホール部分のネジ山を破壊してしまう例があるらしい。 こうなると修正には大変面倒な作業が必要になるので、取付けの際には取外し以上の注意が必要だと思われる。

 まずは手でプラグを回していく。 プラグホールの方向に対して斜めにならないよう保持して回す。
 最初からプラグレンチ等の工具を使用してねじ込むのは失敗のもと。
 工具を使わなくてもプラグのネジが切ってある部分のほとんどがねじ込めるはず。
 手でねじ込めないようであれば、斜めに入っているおそれがあるので、もう一度確認してやり直す。

 手で締めこめるところまで締めこんで、
 ここでプラグのパッケージの確認。

 .ャップを確認(今回は省略)
◆ー蠅捻Σ鵑掘併計回り)でねじ込んだ後、
 工具を使って1/2回転締めよ。
とある。 (たぶん)


 プラグレンチを被せて、


 ドライバーの軸を使って時計回りに1/2回転(180°)回す。

 締め込み終わったらプラグキャップを被せる。 プラグキャップを軽く被せた状態から、カチカチと音がして止まるところまで押し込む。
 プラグキャップの接触不良等が無いか確認して、エンジンをかけることができればひとまずプラグの交換作業はほぼ終了である。
 しばらく走行したら、プラグの周りを確認して、圧縮漏れ等が無ければ作業完了である。

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その他 余計な話

 プラグを外した後、プラグキャップにプラグを装着して、エンジンの冷却フィンなど金属部分にプラグの外側電極を接触(アース)させ、キックペダルを踏むなどしてクランクを回転させ、プラグに火花が飛ぶか確認する場合があるが、アースが甘いと持っている手に高圧電流が流れて感電するので注意。(プラグを外したプラグホールから異物をシリンダー内に吸入しないようにも配慮が必要)

 ところで、多気筒車などで同様の感電をした場合、残りの気筒のプラグによってエンジンが始動してしまい、感電し続けるといった話を聞いた事があるが本当だろうか?




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