XTZ125 「ねこちやづけ」
フロントホイールのリムをTY250R用に換装してみた。

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) フロントホイールのリムをTY250R用に換装してみた
内容2009年 9月     最終更新2010年08月04日

フロントホイールのリムをTY250R用の純正アルミリムに換装してみた

 今回はXTZ125フロントホイールのリムをスズキジェベル125用のアルミリムからTY250R(ホイール単体を中古部品として入手したので、形状・サイズ等からおそらく「TY250R」であろうと管理人が判断した。)用のアルミリムに換装してみた。


注意事項
 本内容はねこのすで行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を保証するものではないので注意。
 整備の基本的な内容について不明な場合は、「ヤマハの点検整備について」、お気に入りのホンダのメンテナンス講座等で一度確認をおすすめする。
 くどいようだが、今回の内容を参考に作業をする場合には自己責任で行うように。


TY250R用アルミリムに換装作業

 リムの入手や搬送などの出来事はこちらのページを参照してもらって、早速作業開始。

さっそくTY250R用のフロントホイールを分解する。


分解が完了してハブとタイヤで確認中。


何を確認しているかというと、スポークとリムの取り付け角度について。 画像はXTZ125の標準ホイールの状態。

XTZ125とTY250Rのフロントホイールは、XTZ125がディスクブレーキ、TY250Rがドラムブレーキとブレーキ形式が異なることもあって、ハブの径が大きく違う。

極端な例を図にするとこのようになる。 (左右でハブの径を変えている。)
ハブの外縁から接線方向にスポークを伸ばし、リムと接続する部分(実際のホイールではニップルがある部分)の取り付け角度がハブ径の大小で変わってくる。
実際の両車のハブ径は、上図のような極端な差ではないが、それぞれのリムを見比べると、ニップルを取り付ける穴の角度が微妙に違う。


ニップル取り付け穴の角度が微妙に違う。
本来ならリムの換装を諦めるか、取り付け穴の加工を行うべきだろうが、折角なので微妙な角度の違いは無視してリム換装作業を続行する。


念のためニップル穴の径等は確認。


参考までTY250R用フロントホイールのアルミリム単体重量は約1.7キログラム。
XTZ125用の標準スチールリムが約2.6キログラムだったので、標準リムから比べると約0.9キログラムの軽量化となった。
(直前に使用していたSX/ジェベル125系用のアルミリムは約1.5キログラムだったので、約0.2キログラムの重量増加である。)


ちなみに左がXTZ125標準のニップルで、右がTY250Rの標準ニップル。
当初はTY250Rのニップルも再めっきして流用しようと計画したのだが、XTZ125の標準品とはネジのピッチが異なるようなのでニップルの再利用は中止。 結局アルミリムのみがTY250R用で、スポーク・ニップルはXTZ125用の標準品をそのまま使用とした。


上がXTZ125用、下がTY250R用のスポークのネジ部。 ピッチが違う。


XTZ125のハブ、その他とTY250Rのリムを組み立てる。
例によってガムテープを使ってスポーク形状をコピー&ペーストするが、今回は途中からガムテープを外して組んでみた。
当然ながらスポークの組み方には規則性があるので、意外に簡単に組めた。 スポーク4本で1セット。これを9回繰り返している事に気付けば、順番さえ間違わなければ組み方自体に難しい事はない。


組み上がったら車体に仮組してブレのチェック。


とりあえずTY250R用のリムを組み込んでみた状態。
数100キロメートル程試走してみたが、とりあえず異常は見受けられない。
ひとまずこの状態で運用して、今後は近々入手予定の他車のアルミリムに換装する予定である。


→XTZ125の部屋に戻る