XTZ125 「ねこちやづけ」
リアタイヤを交換してみた。 (ダンロップD604)

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置) リアタイヤを交換してみた
記事作製2008年07月     最終更新 2010年08月04日

リアタイヤを交換してみた

 以前の報告であげたとおり、XTZ125「ねこちやづけ」リアホイールのリムをスズキSX200系アルミ製リムに換装した訳だが、その際についでにタイヤも消耗した標準タイヤ(MT60)から新品のタイヤに交換している。
 当初の予定では、タイヤ交換については交換の事実のみ報告の予定であったのだが、XTZ125乗りの多くがタイヤの交換について興味があるようなので、あまり参考にならないとは思うが「参考まで」報告する。


注意事項
 本内容はねこのすで行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を保証するものではないので注意。
 整備の基本的な内容について不明な場合は、「ヤマハの点検整備について」、お気に入りのホンダのメンテナンス講座等で一度確認をおすすめする。
 くどいようだが、今回の内容を参考に作業をする場合には自己責任で行うように。




 なお、後タイヤ交換と後リム換装をあわせて実施したため、旋回性が上がるなどした効果の原因がどちらの効果か分からないといった事態が発生してしまった。
 単純に修理等の場合は、作業内容が重複するものを併せて実施し、工数や時間を節約することは大切であるが、効果の確認が重要な改良作業等は他の作業とは別に分けて実施した方が良いようだ。


リアタイヤの交換作業

 ウィキ等でいろいろなタイヤの装着例が報告されるようになってきており、管理人も何か変った事をして報告したかったのだが、いつもの事情もあってダンロップのオンロード寄りタイヤ、D604(4.10-18)を選定した。
 実はこのタイヤ1年以上前に購入して「ねこのす」内で熟成している。 ゴム製品は長期熟成しても劣化する事はあっても良くなることは無いようなので、良い子はできるだけ新鮮なタイヤを使用した方が良かろう。

 いろいろあって交換が延びに延びたタイヤ。 タイヤの消耗進行が予想以上に遅い事もあったが、出力的にタイヤのグリップにそれほど頼らなくても良いので、摩耗が進んでいても実際の運用であまり困らなかったというのが一番の(言い訳)理由。


 新しいタイヤへの交換作業自体は何も変った事はしていない。
 タイヤ交換の手順等については、他に詳しい人がいるので検索すればすぐに発見できると思う。
 管理人としては、
@ タイヤレバーの形状を尖った「三角」タイプではなく、「しゃもじ」タイプを選ぶ。 できれば二本用意。 管理人は「しゃもじ」タイプにしてからチューブを噛む事が無くなった。
A 不用なビード部分はしっかりホイール凹部に落としておくこと。 ビード起こしが楽になる。
B 外し始めなど、力が必要な部分ではビードを一度に起こす距離を欲張らない。
 位を注意すれば良いかと思う。


 これが交換直前のXTZ125標準のMT60。
 本タイヤでの走行距離は約33,500キロメートル。 使用期間は2年2ヶ月以上。 タイヤ中央付近については溝があった形跡が残っている程度。
 本来はこんなに摩耗する前に交換しなければならない。 良い子はもちろん、悪い子も真似しないように。


 交換直後のD604。 残り溝は約7.5ミリメートル。


 交換後1,200キロメートルほど走行したD604。 ほとんどが舗装路上の通勤走行である。
 摩耗はそれほどでも無く、耐久性は高そうだ。


 個人的には林道走行も結構いけると思う。



タイヤを交換した感想

 今回のタイヤ交換は、リムをスチール製からアルミ製に交換する作業と同時に行った為、リム交換による効果とタイヤ交換による効果の区別ができていないので注意されたい。
 また、比較しているのは、新品のMT60ではなく、上記画像の様に摩耗したMT60であることにも留意。

管理人が感じた点は、
@ タイヤの外見が細く感じる。
A 車体の倒し込みが軽い。 ロール軸方向の動きが早くなった。
B 車体の向きを変えるのが軽い。
C 乾燥路面ではグリップが上がった気がする。 が、濡れた鉄板等での滑りやすさは相変わらず。
といったところ。

 実際の運用では、通勤で通過するバイパスのカーブ部分での走行速度が以前よりプラス10キロメートル毎時程上がったのが大きな違い。
 とりあえず旋回性が大きく変ったのは間違いないが、これまでの古いタイヤがタイヤ中央部のみ摩耗して、車体の倒し込みが重くなっていたためかもしれない。
 また、バネ下が軽量化されたので、リアサスの追従性が上がってコーナーでもリアサスが暴れなくなったとか、リムの軽量化でジャイロ効果が薄れて旋回性が上がった可能性も無いとはいえない。


 結局のところ、リムと同時に交換しているため、はっきりタイヤ交換の効果といえるものは全く不明であった。

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