XTZ125 「ねこちやづけ」 シート下の泥除けを作ってみる。

「ねこのす」「バイクの巣」XTZ125「ねこちやづけ」の部屋>(現在の位置)シート下泥除けの作成。
記事内容2008年04月28日   最終更新 2008年4月28日

 「ねこちやづけ」は晴れた日も雨の日も運用されているのだが、最近シート下の汚れが気になりだした。
 シート下の汚れは特に目立つわけでもなく、普通に運用している分には全く問題にはならないのだが、シート下やサブフレーム周辺に後輪が撒き上げる汚れが付着し、雨水等が溜まりやすくなっている。
 シート下等に溜まるのが雨水だけならともかく、汚れの中に融雪剤などが入っていた場合、金属部分が腐食するおそれが増大するので、注意しなければならない。 (実際錆びました→2010/3/20(土) 午前 1:17とか)

 融雪剤といえば、別のページにも書いたのだが、管理人の住む地域は冬場の積雪は多くない。 しかし気温はそれなりに下がるので、冬季の早朝など幹線道路高架部分の路面は雪ではなく融雪剤で真っ白になっている。
 そんな中を毎日「ねこちやづけ」で走っていたので、シート下サブフレームなど金属部分の腐食が心配になってきた。

 管理人も最近は「ねこちやづけ」をできるだけ長く運用したいと考えるようになり、耐用期間の延長のために多少は気をつかうようになってきた。
 今回は、耐用期間の延長に効果があるのかどうかは不明ながら、シート下の汚れを防ぐために泥除けを適当に作ってみたので、参考まで報告する。

注意事項
 本内容はねこのすで行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を保証するものではないので注意。
 整備の基本的な内容について不明な場合は、最近快調なホンダのメンテナンス講座等で一度確認をおすすめする。
 くどいようだが、今回の内容を参考に作業をする場合には自己責任で行うように。


作業開始
 XTZ125のシートを外した状態。 シートレールには後輪が撒き上げた水や汚れが付着してかなり汚れが溜まっている。

 シートを外した状態。


 ほぼ新車時のシート下の状態。

 XTZ系はシートの下側(リアタイヤの上)にあるボルトでシートを固定するのが定例となっているようで、以前乗っていた660テネレも確かシート下のボルトでシートをサブフレームに固定していた。
 泥汚れ等が付着しやすいところに取付ボルトが位置する事になるので、泥沼でもがいた後でシートを外そうとした場合、取付ボルトの発掘作業でしばらく時間がかかってしまう。
 この点はオフロードを走行する車両としては何とか改善できないかと思う。 本来は整備の前にはしっかり清掃してから整備を行うのが原則だろうが、現実にはそんなに恵まれた状況で整備できるとは限らないのだから。
 なお、ボルトを蝶ねじに変更するという手段もあるが、根本的な解決には程遠い。


 今回シートのほかにもキャリアーやフェンダーも外してみた。 見てのとおりサブフレームは砂だらけである。 錆止めスプレー塗布等で気を使ってはいるつもりだが、天候に構わず走行するバイクにとって、この部分が汚れるのはしかたのないところか。


 せっかくなので、汚れを落として防錆スプレーを散布しておく。

 ここまで外装を外したら、折角なのでサブフレーム後端部のゴムキャップを外して内部に防錆スプレーを散布しておく。 散布後はキャップは忘れずに戻しておくように。


 ホームセンターで調達してきたビニールフィルムを現物合わせで切ってみる。 薄めのデスクマットのようなもの。



 フィルムにポンチで孔をあけ、適当なタイラップでサブフレームに固定。
 フィルムはマフラーに触れないように留意する。 フィルムがなびいたとしてもマフラーやタイヤなどに触れないようにカットしておく。
 なお、シート固定ボルトはフィルムにあけた穴にボックスレンチを入れて脱着できるようにしておいた。


 取り付け状態はこんな感じ。 この後フェンダー等を取付し、余分なフィルムをカットして完了とした。

 実際に使用したところ、汚れの付着はもちろん減少したようだ。

 素人がこのような加工をした場合、フィルム内部の凹んだ部分に雨水が溜まってしまったり、風通しが悪くなって湿気が溜まり、「以前よりも金属部分が腐食した!」という事になりがちなので、雨水や汚れが溜まることのないよう、泥除けフィルム全体の形状や、水抜き孔には配慮しなければならないだろう。 管理人も一応は配慮したつもりだが、今後しばらく注意して観察しながら運用していくつもりである。

 今後、何か不都合や気付いた点があったら追記するが、これでひとまず今回の報告を終わる。


 しばらく運用したので報告。
 何度か強雨の中を走行したが、それなりに効果はあったようだ。 降雨の最中は、どこからかフィルムの内側に水分が入っているが、特に水が溜まるわけでもなく、標準状態よりはフレームにとっての状況は多少改善したと思われる。 どちらかというと、フレームの錆止めというよりは自己満足の方に効果的であった。






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参考記事
2010/3/20(土) 午前 1:17 ねこちやづけ XTZ125 マフラーの再塗装 その1
2010/3/24(水) 午前 7:01 ねこちやづけ XTZ125 マフラーの再塗装 その2
2010/3/26(金) 午前 0:21 ねこちやづけ XTZ125 マフラーの再塗装 その3


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