MTS1000DS「ねこびんた」
MTS620「ねこぱんち」
導入前夜 ドカティ・ムルティストラーダについて考える

「ねこのす」「バイクの巣」MTS1000DS と MTS620 の合同部屋>(現在の位置) 導入前夜
2006年8月

 文字が多くて見難いので、ムルティストラーダの購入を検討している人等以外は読み飛ばした方が良いかも。
 こんな考えでムルティストラーダを選ぶ人間もいるということで笑っていただきたい。
 なお、本ページ作成時点でMTS1000DS、MTS620ともにカタログから落ちているのであまり参考にならないと思う。

平成18年某日。
 管理人はこれまで何台かのバイクに乗ってきた。
 管理人がこれまで乗ってきたバイクについては、「バイクの待機室」で幾つか挙げさせてもらっているが、これらバイクの中には当然ながら「とっても楽しいバイク」もあれば、「それほどでも無いバイク」もあった。
 その「とっても楽しいバイク」の中でも特に印象深いバイク、 世間では「名車」と言われることは無いが思い出深いバイク達、「手放さなければ良かったバイク」の中の一台にホンダNX650ドミネーター「ねこなんどでも」があった。

 今回は、その「手放さなければ良かったバイク」、ホンダNX650ドミネーター「ねこなんどでも」の後継機として車両を新規に導入できる状況となり、機種選定にあたり各種ネット上のサイト等で情報収集すると共に機種選定脳内会議を開催することとした。

脳内1号  「今回、NX650ドミネーターの後継機を導入するにあたり、主要活動範囲をどの辺りに設定するのか?
脳内2号  「ドミネーターの後継機であれば、
@フラットな林道なら結構行ける(=通過できる)。
A高速道路も常識的速度域で快適に走行可能。
B航続距離がある程度ある。
C市街地でも使いやすい。
 が条件だろう。」
脳内3号   「ドミネーターの改善要望点であった、パンク修理に手間取るチューブタイヤと、風防効果の不足を改善するため、チューブレスタイヤを装備して、風防効果の高いカウル付を希望。」
脳内1号  「ドミネータークラスの不整地走破性でチューブレスタイヤ装備でカウル付というと、かなり条件は限られるが。
@ スズキ Vストローム (DL1000、DL650)
A ドカティ ムルティストラーダ (MTS1000DS、MTS620)
B ヤマハ TDM850
 といったところか。 チューブタイヤでも良ければ、
C ホンダ NX650ドミネーターに社外カウル付け
D ホンダ アフリカツイン
E ヤマハ XT660系
 といったところもあるが。
脳内2号  ドミネーターでも高速域の防風性能の不足等を理由に手放してしまった反省から、カウルの防風性には特に配慮したい。
脳内3号  カウルの防風性からすると
@ ホンダ アフリカツイン
A スズキ Vストローム (DL1000、DL650)
B ドカティ ムルティストラーダ (MTS1000DS、MTS620)
 でよろしいか?
脳内1号  「デザイン的にはドカティのムルティストラーダが素晴らしいと思うが。」
脳内2号  「同じくドカティのムルティストラーダは美しい。」
脳内3号  「・・・同一人物なので、デザインの趣味は当然同じだろう。」
脳内1号  「他車のデザインも素晴らしいが、残念ながら比較相手がムルティストラーダでは分が悪い。」
脳内2号  「というわけで機種はムルティストラーダでよろしいか?」
脳内3号  「それではムルティストラーダMTS620で決定ということで。」
脳内1号  「ちょっと待った。 アフリカツインといえば750、VストロームであればDL650だろうが、ムルティストラーダといえば1000だろう。」
脳内2号  「ムルティストラーダは車重が軽いとは聞くが、1000ccのリッター級車両をドミネーターのように林道を走らせる訳にはいかないだろう。」
脳内1号  「どうせムルティストラーダに乗るなら乾式クラッチだし、片持ちリアスイングアームのMTS1000DSの方がお買い得。 パニアケース付きの設定もあるし。」
脳内2号  「お買い得というならMTS620もかなりお買い得。 そもそもMTS1000DSに比べて車体価格が安い。
 パニアケースについては、既に2種類のケースを運用してるし、これ以上増やしてどうする?」
脳内1号  「リッター級マシンは威信をかけて乗るものである。 少しでも上を目指し上達したいならMTS1000DSに乗って練習すれば良いだろう。」
脳内2号  「見栄が張りたいなら別のバイクに乗れ。 だいたいリッター級マシンにはCBR1100XX「ねこにこばん」があるだろう。」
脳内1号  「デュアルスパークや両側ピストンのキャリパーが付いてても駄目ですか?」
脳内2号  「MTS620のピンスライド式のブレーキでも車重の違いを考慮すれば十分過ぎると判断する。 ホイールのデザインもMTS620の方がかっこ良いし。」
脳内1号  「燃料タンクはMTS620よりも大きいけど駄目ですか? 燃料メーターも付いてるけど・・。」
脳内2号  「燃料タンクの大きさは魅力だが、実用燃費の違いもあるし燃料タンクの大きさが決定的戦力差では無いだろう。」
脳内1号  「2台まとめて買ったら多少値引いてくれないかな? 予算的には苦しいが頑張れば可能だろう。」
脳内2号  「MTS1000DSとMTS620の比較は是非やって見たい。
 本ページで公開すれば世の役に立つかもしれないしな。」
脳内3号  「そんなことはメーカーや販売店が販売促進の広告記事でやることじゃないのか・・・・?」
脳内1号2号  「MTS1000DSとMTS620、2台同時購入。 これにて一件落着。」


 
・・・以下略

そんな脳内会議を開催し、検討した結果の概要は、
(管理人の勝手な思い込みと、管理人の勝手な判断基準による)

車種名 良さげな点 芳しくない点 備考
スズキ
DL650
ポジション楽。
キャリア有。
パニアケースホルダ設定有。
国産である。
チューブレスタイヤ装着。
車体が若干大柄。 知り合いが乗っていて見慣れているのが選定の際には辛いところ。
ドカティ
ムルティストラーダ
MTS620
デザイン良。
ポジション楽。
車体が以外と小柄。
チューブレスタイヤ装着。
車重が軽い。
クラッチ操作力軽い。
国産でない。
部品価格等が高そう。
ハンドル切れ角小?
部品調達の容易さ?
燃料計が警告ランプのみ。
デザインと軽さが魅力。
スイングアームは鉄製。
ドカティ
ムルティストラーダ
MTS1000DS
デザイン良。
ポジション楽。
車体が以外と小柄。
チューブレスタイヤ装着。
片持ちサスペンション装備。
クラッチ操作力重い。
国産でない。
部品価格等が高そう。
ハンドル切れ角小?
部品調達の容易さ?
デザインが魅力。
ホンダ
アフリカツイン
風防効果良好なカウル。
大きなタンク。
オフロードの走破性(管理人に能力は無いが)
国産である。
チューブタイヤ装着。
長らくモデルチェンジしていない。
NXRのイメージは魅力。
この車格でオフロードをガンガン走ることのできる技術が管理人にあれば有力候補か?
この比較の中では唯一のキャブ仕様。
ヤマハ
TDM850
国産である。
チューブレスタイヤ装着。
意外と重く(重心が高く)感じた。
エンジンの振動がイマイチしっくりこない。
初期型のデザインが印象強すぎてその後が霞んでしまっている?
Vツインもどきのようなエンジン振動がどうも?
ヤマハ
XT660系
ビッグシングルである。
軽そう。
オフロードも(ある程度)走れそう。
風防効果?
チューブタイヤ装着。
テネレの名前が付かないのは?
XTで660ccと言えばテネレ。 砂漠を走るイメージが無いのは?
ねこまんま級後継機としてラリー車のようなデザインのカウル付テネレが欲しい。

 このような検討の結果、ドカティ ムルティストラーダMTS1000DSとMTS620が選定された。

 今回の検討条件と管理人の趣味ではドカティ ムルティストラーダMTS1000DSとMTS620を選んだわけだが、もちろん機会があれば今回選定されなかった車種も是非欲しいものだ。
 誰か下さい。 駄目ですか。 そうですか。



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