「ねこのす」>「バイクの巣」>MTS620DS「ねこぱんち」の部屋>(現在の位置) 純正リアマッドガードを付けてみる
2006年8月 (最終更新2008年2月10日)
本内容は、「ねこのす」で行った作業を記録したもので、正しい方法・手順を解説するものではないので注意。
作業する場合には自己責任で行うように。
ムルティストラーダ620 (以下MTS620) は、後輪を鉄製両持スイングアームで懸架している。 ここがアルミ製片持スイングアームとしているムルティストラーダ1000DS (以下MTS1000DS)等とは大きく異なっており、主要な識別点となっている。
片持式のMTS1000DS等程では無いが、MTS620もリアサスが良く見える構造となっている。 が、この配置では雨天走行などしようものならリアタイヤの巻き上げる泥水がリアサスを直撃するのは明らかである。
(CBR1100XXのように一見剥き出しのように見えるリアサスでも、スプリング中のスリーブにダンパーが隠れている構造であればまだ良いのだが、MTS620のリアサスはダンパーのロッドが剥き出しである。)
管理人のMTS620「ねこぱんち」が想定している長期ツーリングでの使用においては当然雨天走行も予想され、このままでは精神衛生上よろしくないので、少しでもリアサスを保護するためリアマッドガードを装備することとした。
両持スイングアームであるMTS620には、当然MTS1000DS系の片持スイングアーム用のリアマッドガードは装着不能でMTS620用として別途調達することとなった。
到着したオプションのリアマッドガード。 カーボン製。 透明樹脂内に「気泡混入が多イ」という事前情報があったのだが、装着後に見える部分には気泡は見受けられない。
裏側。 繊維がキレイだが、使用していくと泥やチェーンオイル等の汚れが付着してしまう。
管理人は強化樹脂系部品の裏面にはアルミシートを張る習性がある。 (アルミシートでキズや汚れの付着を予防するつもり。)
で、貼ってみた。 アルミシートは良く伸びるので作業は容易。 キレイに貼れると作業が楽しい。
FRPやカーボン製の部品には何度かアルミシートを貼っているが、汚れ付着防止以外の効果の程は不明。 何か不都合があるかもしれないので、もし同様の作業をする場合には自己責任で。
ちなみにチェーンオイル等の汚れは容易に落とすことが可能。
スイングアームの取付ボルト部分。 左側は標準チェーンガード用の取付ボルトが二箇所(この画像の赤丸部分と、本ページ一番上の画像のチェーンガードを固定しているボルト部分)ある。
右側は標準状態ではこの画像で赤四角枠部分の一箇所しかない。
ついでにスイングアームのタイヤに近い部分にもアルミシートを貼付。 (画像では判別し難いが中央溶接部周辺の光っている辺り)
泥や小石等が飛んでスイングアームに小キズを付けたり、それによる錆を防ぐ効果は多少あると思う。
折角なので鉄製スイングアームの内部にも可能な範囲で錆止剤を吹付し、何箇所か開いた開口部には雨水等の浸入防止キャップを調達して取付。
いよいよリアマッドガードの仮取付。
仮取付してみる。 今回の作業で一番の手間がかかるのが、上の画像赤丸部分。
標準状態ではボルト取付穴が開けられておらず、説明書が無いので正確な事は不明だが、「ドリルでスイングアームに穴あけ」&「タップ立て」が必要になるようだ。 他のサイトを調べてみると、ディーラーで同様の作業を行ったとの情報があった。
が、・・・ 正直なところ管理人は復旧不可能な加工はしたくない。
もしMTS620にリアマッドガードを取付ける場合には、正規の取付方法をとることを強くお奨めする。
(管理人は他の手段で取付したが、お奨めできないので省略。 強度的には十分有るはず。)
取付後。 右側。
左側 画像左:取付後 , 画像右:取付前
全天候ツーリングには必須装備だろう。